2023/10/10
「CCU製造他、先端技術の発表 【生コンキャンプ定期演創会】 は今月20日(金)開催です」他(月刊残コン Vol.74)
残コンを活用した微粉末をCCU、アルカリ刺激材、造粒材として応用するなど、各種先端技術やプロダクトの発表は今月20日「生コンキャンプ定期演創会」で予定されています。(月刊残コン)
生コンキャンプ定期演奏会開催
生コン工場で始まるCCU製造
これまで平場で行われていた上澄水によるCO2固定化を2枚目写真のように生コン車の中に残コン粒状細骨材と上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)を投入して排ガス(CO2濃度10%程度、ごみ焼却場から発生するものを予定)で効率よく行う実験が始まっている。
関連記事:「上澄水でビシャビシャになった残コン粒状細骨材を搭載した生コン車ドラムを発電所の電気で回転させながら排ガス・排熱を利用して作るCCU」
あの「取違剛」も参戦!! CO2-SUICOM
「CO2-SUICOM(シーオーツースイコム)」は、「CO2-Storage and Utilization for Infrastructure by COncrete Materials」の略称(商品名)で、コンクリートが固まる過程でCO2を吸い込み、貯めてしまう技術です。https://www.kajima.co.jp/tech/c_eco/co2/index.html#!body_02
なお、今回の目玉として「CO2を吸収するコンクリート」の代名詞CO2-suicomを開発したあの取違剛さんも参戦していただける!
関連記事:【生コンキャンプ定期演創会】「CO2-SUICOMの開発者参加決定!」「グッドデザイン賞2023ドットコン獲得!」他
最強! 「残コナ」(混和材)の作り方
なお、アルカリ刺激を期待できる混和材、造粒材、CCUとして多様な可能性を有する残コン由来の微粉末「残コナ」の製造方法も当日発表予定(白石建設)。
関連記事:残コナstさえあれば怖くないばかりか 【もっと欲しくなっちゃう】 スラッジケーキや残コン
「イワモル」と「まさ固」について
なお、先端技術(ソリューション)の活用事例として、「オワコン」「オコシコン」「ドットコン」に並んで、流動化処理土「イワモル」と、流し込むだけ固まる砂「まさ固」(防草材)の発表を予定している。
関連記事:「流動化処理土【イワモル】としてだけじゃない?! 固まる砂・防草材・舗装材としても活用【まさ固】も!」(生コンビニ定例見学会)
HAYN隊隊長のプレゼン
なお、基調講演として「CO2ブームとの上手な付き合い方」として HAYN隊隊長・横浜国立大学教授・細田暁先生からの講話も予定されている。当日は、ご一緒している「イワモル」「オワコン」を中心に協業している「HAYN隊」の活動についてのご紹介も予定されている。
関連記事:中性化(CO2の吸収・固定)の一方でスラグブルーと酸化(O2の吸収・固定)が生じるコンクリート
懇親会は神田「魚魚や」で17:00から
当日のパーティーは会議室からほぼ直結に位置する名店・魚魚や(ととや)で。
「コンクリートをもっと身近に」
勉強会と見せかけて会社でやることがないもんだから成果とは全く関係もない旅行を出張と騙るような余生を過ごす経営者にはなりたくないものだよねっ。昨日、そんな知人のfbを見かけて嘲笑がこぼれました。。「生コンキャンプ」はガチンコ真面目なWork Hard Play Hardな場所です。もう、受付はリモートのみになってますが、ぜひ、コンクリート産業をより良いより貢献できる場所にしたいと真剣に思っていらっしゃる方はお問い合わせお待ちしています!
オワッコーン‼︎
ゲストもここにきてかなり充実してきました、「生コンキャンプ定期演奏会」はいよいよ20日金曜日となりますー。。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。