2024/12/09
【誤解】ワイヤーメッシュ土間コンと鉄筋コンクリート土間は全く別物です【注意】
専門家でも誤解してしまうくらいだから一般の方がわからないことは無理もありません。外構・エクステリアでよく見かける土間コンに用いられているワイヤーメッシュと、鉄筋コンクリートに用いられる鉄筋は同じ鉄でも全く役割が違います。
鉄筋コンクリートとワイヤーメッシュ土間コンは似て非なるもの
今日は誤解されがちな鉄筋コンクリートの鉄と土間コンクリートのワイヤーメッシュの違いについてご紹介するよっ。
鉄筋コンクリート Before
こちら、生コンポータル「生コンビニ」で普段ご紹介している土間コンとは異なるのはお分かりでしょうか。こちら、鉄筋コンクリートに用いられる鉄筋。
鉄筋コンクリート After
生コン打設と仕上げが終了したAfter写真。お隣にはグレーチングがあります。つまり、こちらは支持基盤(地盤)のない開水路に溝蓋として設置されたコンクリートに求められるのは曲げ耐力。供用されると車両の往来などが想定されるため曲げ応力を溝蓋は受けるために背筋されたもの。
鉄筋コンクリートって何?
Before写真に写っていた鉄筋は下段軸方向に配置される鉄筋のこと。構造物が受ける曲げ耐力を担当する。鉄筋コンクリートとは奇跡の組み合わせと言われており、圧縮に強いコンクリートと曲げに強い鉄筋を組み合わせて使用することで構造物が受ける主な応力である圧縮と曲げ双方の耐力を備えつつ、鉄とコンクリートは線膨張率がほとんど同じという偶然にしてはできすぎている相性の良さが特徴(イラストはJCIより引用)。
ジョゼフ・モニエが開発
ジョゼフ・モニエ(フランス語: Joseph Monier, 1823年11月8日 - 1906年3月13日)は、鉄筋コンクリートを考案したことで知られるフランスの庭師。
鉄筋コンクリートはさまざまな人物によって徐々に確立されていった技術であり、誰か一人に「発明」を帰することはできないが、その考案者の一人として必ず名前があがる人物である。
(出典:wikipedia)
ワイヤーメッシュ土間コン
こちら、外構工事などでよく見かける生コンポータル「生コンビニ」でも頻繁に登場する土間コンに用いられるワイヤーメッシュは鉄筋コンクリートとは似て非なるもの。WEBを見渡すと混同した記事が多く一般に誤解を与えているようだがワイヤーメッシュは曲げ耐力を負担しておらず、「ひび割れ抑制」をその利用の根拠とする主張があるようだが、学術論文に「ひび割れ抑制」を示す出典は見られない。
関連記事:「鉄網(ワイヤーメッシュ)の使用を考え直してみませんか」日本道路協会
土間コンに曲げ鉄筋はいらない
いわゆる一般に見られる「土間コン」は支持地盤といって下地(地面)が支えた状態となっているため、最初に示した鉄筋コンクリートのように曲げ耐力はすでに保全されている。つまり、鉄筋は不要だし、ワイヤーメッシュの利用すら専門家の間では必要性に疑問符が投げられている。
今回は少し専門性の高い話題となりましたがもっともっと詳しくお聞きになられたい方はお気軽にLINEでDMお寄せください。
土間コン相見積キャンペーン実施中!
なお、生コンポータル「生コンビニ」ではひび割れ抑制にはきちんとエビデンスが示されてあるPP繊維をCNコンクリートとして採用している。
関連資料:論文「ポリプロピレン短繊維を部材表面のみに混入させた繊維補強コンクリートの基礎物性およびひび割れ抑制効果に関する研究」(古川ら).pdf
土間コンの見積書を添付・送信するだけ
生コンポータル「庭コン」「生コンビニ」では現在施工業者様が見つかりにくい地域を中心に土間コン相見積キャンペーンを実施しています。お手持ちの土間コン見積書を専用フォームに添付・送信いただくだけで「オワコン」ならさらに減額、「オコシコン」でもお値段据え置き、通常の土間コンをご希望される場合でもCNコンクリートのようにさらなる付加価値を付与して直営施工を納品しています。現地施工業者様への施工指導など協調納品も承っておりますのでこの機会にお気軽にご相談ください。
防草・排水 | 防草・排水・駐車場 | |
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〜20㎡まで | ¥168,000 | ¥204,000 |
〜40㎡まで | ¥232,000 | ¥302,000 |
40㎡〜(単価) | 5,000円/m2 | 6,500円/m2 |
こちらの価格表は目安となります。詳しくはお問合せください。
※除草をご希望される方は〜40m2までは予め実費のお見積もりを行います。なお、40m2〜をご希望される場合は1,000円/m2で承ります。
※防草・排水(50mm厚)は現地盤にそのまま「オワコン」を施工します
※防草・排水・駐車場は下地施工として「オワコン」を100mm厚で施工します
※計測した数量が施工範囲を超えた場合、実数精算となります。
※埋設物の撤去・調整・移設等に係る費用は含まれません。例:防草シート、設備管等
※従来製品(防草シートなど)に比べた耐久性(コンクリート)が特長である本製品は雑草が生えないということを保証してはおりません(端部、隅っこからの雑草は不可避)
※年間平均気温が0度を下回らない地域のみの対応となります。
※施工当日の気温が氷点下となる場合は施工ができません。
※施工当日が雨天の場合は施工しません。
※納入車両が通る道幅は3m、高さは3.5m必要となります。満たさない場合は施工ができません。
※地下水流等により水が湧出している箇所は施工ができません。
※屋上・ベランダ等は対応外となります。
※商品特性上、ひび割れることがあります。
※天然材料の色や原料の成分により色の濃淡が発生します。
※施工準備のため敷地の一部及び水道・電気を貸与いただく場合があります。
※凍害・重車両の乗り入れ等不可抗力で発生した変形(割れなど)については免責となります。
※骨材飛散(剥離)は生じます
※小運搬一輪車(幅70cm・高さ2m)の経路が30mを超えたり不可能な場合は施工ができません。
※ロット違いにより色ムラや色違いが発生する場合がありますが品質に問題はありません。
※施工精度による不陸(凹凸)、ジョイントについては発生する懸念がありますので、基準についてはあらかじめ施工者にお尋ねください。
※当日や前日の雨天により施工箇所がぬかるんでいる場合は施工をいたしません。
直営施工をご希望の方は免責事項を承認したものとします。
「コンクリートをもっと身近に」
きちんとした情報を「伝える」それも断片でなく体系的に継続して発信し続けることが大切ですっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也