2023/07/25
【大分】「和洋どちらのニーズにも応えられる多様性を備えたコンクリートとは」大分綜合建設・all round
大分県。家周りの水たまり・暴走を対策するために「オコシコン」採用。飛び石などで入り組んだ複雑な箇所での施工となったため通常よりも時間がかかった。
製造:大分綜合建設(担当雨:小拂勝則)、施工:all round・透水性夫サガオ(35m2、100mm厚、7.5名、4時間)、現場立会:わたなべまさつぐ・おおはらゆき
日本庭園の防草・水たまり対策
「オコシコン」Before
ぐるりと立派な塀に囲まれた見事な日本庭園はもともと飛び石・敷き石などで入り組んでおり、雑草・水たまりが問題となっていた。このような箇所での「オコシコン」施工は人数・時間がかかりがち。
全国の生コン工場と提携「生コンビニ」
こちらの「オコシコン」供給は大分綜合建設。現場サポート「生コンビニ」では各地の生コン工場とface to faceの関係性を20年以上の歳月をかけて構築してきた(生コンキャンプ参照)。
飛び石・敷石の隙間は「手作業」
軒先、犬走、園路など狭く入り組んだ場所はどうしても手作業となるため、人数・時間が取られるのは「オコシコン」のみならず、あらゆるすべての舗装材料の現時点での運命となっている。
場所によって変化する作業効率
園路や軒先など入り組んだ場所を抜けようやく広々としてくれば作業効率は格段に向上する。
締め固めAfter。シンプルな地形だとスッキリスピーディーに進む。
日本庭園にぴったりな「ゴツゴツ」した見た目
オコシコンのみならずポーラスコンクリート全般(我が国草分けは佐藤渡辺「パーミアコン」)は表面が粗骨材の輪郭をそのままとどめゴツゴツと荒々しいテクスチャとなっている。のっぺりとした土間コンや、いくらか柔和な「オワコン」または、最近登場した「ドットコン」など、さまざまな選択肢が楽しめるようになっているのも現代。
「オコシコン」After
7.5名で4時間で完成した日本庭園「オコシコン」。今後は水はけや雑草、ひいては害虫などの被害が軽減され快適な暮らしが約束される。
和洋いずれも「オコシコン」
見た目「砂利敷き」に見えながらも散らかることがないコンクリート「オコシコン」なら近隣の飼い猫がトイレにやってくる(猫の糞害)こともなく快適。
「コンクリートをもっと身近に」
というわけで、和洋どっちも「オコシコン」ということで、もっともっと身近にしていきたいものです。昨日はなぜか夜更かししちゃってちょっとクラクラしております。
オワッコーン‼︎
多様性の時代、コンクリートもさまざまなニーズにお応えできるよう多様であること、選べることが求められているのかもしれません。
作者・宮本充也