2020/03/12
【神奈川】「東京電力は自然と人が調和するインフラの担い手」送電線鉄塔内舗装・排水・草刈り・メンテナンス
神奈川県寒川町。おなじみ東京電力発注の送電線鉄塔内舗装はノーメンテ(草刈り)と雨水処理を目的に採用された。大地に蓋しない電力会社東京電力の発注はこれからもまだまだ続く。
製造:桜ヶ丘生コン、元請け:岳南建設、施工:リードブル(38.9m2、80mm厚、6名、1時間、庭コン
東京電力は大地に蓋をしないエコな電力会社
施工Before。
散歩していてこうした光景を目にしたことはないだろうか。
送電線や携帯基地局などの鉄塔内。
フェンスで囲われていて普段人の出入りはない。
以前は山奥など辺鄙な土地に設置されているものだったが、開発が進み元々辺鄙だったところは住宅地になったり人々が暮らす地域でもこうした鉄塔を目にすることが増えた。
そこで問題になるのが、
⚫︎メンテナンス(草刈り)
⚫︎排水(水処理)
山奥の辺鄙な地域であれば問題ないが、住宅地に草ぼーぼーの敷地があると衛生面で問題が発生する。
蛇やネズミが繁殖する。
そして、鉄塔は降雨を集約する性質も知られている。
大量の雨水が鉄塔に絡めとられて直下に流下する。
その水は敷地内で処理しきれず近隣に流出する。
こうした問題を解決するために東京電力は今後の送電線鉄塔設置に続々と透水性コンクリートを採用することが決まっている。
施工After。
見て分かる通り排水溝などの排水設備は設置されていない。
そして、コンクリートで舗装されているため草は生えない。
さらに、舗装そのものが水を吸収する性能を有している透水性コンクリートであるため近隣への雨水流出という問題もない。
さらに、もっといえば、「大地に蓋しない」。
通常のアスファルトやコンクリートのように大地に蓋して仕舞えば雨水は管理・統制され排水設備を伝って河川・海洋へと棄てられる。
周辺環境の樹木や草花の根に水を届けることはない。
大地は枯れる。
井戸も枯れる。
透水性コンクリートにすることで、大地に蓋をすることなく、自然と人が調和する世界が生まれる。
敷地内はこのように透水性コンクリートで舗装されメンテナンスコストは著しく削減される。
東京電力は大地に蓋しないエコな電力会社。
続々計画されている送電線鉄塔内舗装への適用
10年以上ご愛顧いただいている、東京電力の透水性コンクリート採用。
電気もコンクリートも人々の暮らしには絶対に欠かすことのできない存在。
人々の生活エリアが広がり、送電線(電気)と人が共生できる暮らしを想像する。
東京電力は大地に蓋しない。
大地を汚さない。
人と調和するかたちで送電線インフラの整備は続く。
電力を届けるために自然を犠牲にするようなことはしない。
フライアッシュの再生もそうだが、もともと電力会社はそうしたエコに関しては産業のリーダーだった。
新しい時代の電力インフラ。
他の大規模発注機関に先んじて東京電力は自然と人が調和するインフラの先鞭をつけている。
これからもまだまだ計画は予定されている。
自然と人が調和するインフラに貢献できることを誇りに思う。
宮本充也