2022/11/11
「洗い出しをするくらいなら」 エクステリア・土間コン・透水性コンクリート
砂利などの骨材がむき出しになる洗い出し、単調な土間コンにおける一つの意匠的表現です。
住宅の駐車場やアプローチに当然のように使われている普通の土間コンで、インターロッキングや樹脂舗装、スタンプコンクリートなどを採用することもありますが、たまに採用するのが洗い出しによる技巧です。
骨材がむき出しであったとしてもペーストを使用する土間コンなので、ひび割れや色むらが発生して、施主様との間でトラブルになってしまうことも。
そのトラブルが周りに周って生コン工場にとばっちりが来ることもあります。
そんな、ひび割れや色むらが気にならない透水性を持つコンクリート オワコンが現在では普及をしています。
洗い出しはひび割れや色むらが気になる
こちらの写真は、洗い出しの技巧による土間コンクリートです。
すこしひび割れが目立つのがわかります。
ではこれを少し寄せてみると。
ひび割れの存在が目立ち、誰でも分かるようになってきます。
これをさらに寄せてアップで撮影してみると。
間違いなくひび割れが入っているとわかります。
ちなみに、一番アップで撮影したものがこちら。
横のひび割れだけではなく、小さなものだとたくさん入っていることがわかります。
洗い出しの技巧が洗い出しと呼ばれるのは、施工方法に由来します。通常の土間コンを施工して硬化する手前で、表面のセメントペーストを洗い出すのです。すると、セメントーペーストの下に隠れていた砂利などの骨材が表面・素地に現れ、洗い出しが完成します。無機質な単調な土間コンクリートでも、別の素材を使わなくてもできる意匠的表現です。
この洗い出しによる技巧、単調な土間コンでも精一杯できる意匠的表現とされていました。
現在ではあるコンクリートが普及したことによって、
骨材がむき出しでもひび割れや色むらが気にならない土間コンクリートを施工できるようになりました。
その性能面も優れるあるコンクリートが透水性を持つオワコンです。
色むらやひび割れが問題にならないコンクリート オワコン
こちらが住宅前の駐車場に施工されたオワコンです。
オワコンには生コンクリートの色むら原因となるペーストが使用されていないため、色むらが問題とならないのです。
完全に色むらが発生しないわけではなく、普通に目で見ただけではわからない色むらが発生することがあるだけで、基本問題とはならないということです。
ちなみに施工の運搬されたばかりのオワコンがこちら。
泥団子のような形状をしていて、敷き並べて、上から圧を掛けることで施工することができます。
普通のコンクリートと一番の違いは透水性
こちらはオワコンのブロックに、上から水を流した様子の動画です。
オワコンの表面に落ちた水が、内部に入って下へ抜けていることがわかります。
これがオワコンが持つ透水性であり、雨水などすべての水を透水させることができるのです。
透水させると何が良くなるのか、それはオワコン施工箇所に水たまりやぬかるみができなくなることです。
雨水は全てオワコンを透水して地面に浸透していきます。
同時に舗装として雑草抑制効果もあるため、水たまりと雑草を同時に対策することができるのです。
洗い出しだと水勾配を付けることで水を排水しますが、オワコンは水勾配を付けずに平らで施工し、水はけをよくすることが可能です。
オワコンはカラーリングもできるコンクリート
オワコンは施工後、カラーリングで色を付けることもできます。
家の色に合わせてオワコンの駐車場やお庭を色付けしたり、真砂土のような色合いに寄せることもできます。
もちろん、カラーリングを行っても透水性が落ちることはありません。
カラーリングはDIYで施工できるので、自由に好みの色に変えることができるのです。
家周りの舗装で普通の土間コンクリートや洗い出しなどで検討する際、ぜひオワコンの施工もお考え下さい。
ちなみにオワコンの施工は下記ページの施工業者一覧マップより、直接お近くの施工業者を探して相談することができます。
⇒施工業者一覧マップ
オワコンはDIYでも施工できるため、材料だけお求めの場合は生コンビニをご活用ください。