長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2021/08/21

《雑草革命》「防草ポーラスコンクリート《オワコン》開発プロジェクトローンチ」陽光物産

《雑草革命》「防草ポーラスコンクリート《オワコン》開発プロジェクトローンチ」陽光物産

「草が生えなきゃなんでもいい」。陽光物産石井社長によれば真砂土や防草シートなど、とにかく草が生えなきゃなんでもいいというニーズ(市場)には無数のメーカーから星の数ほどプロダクトを投入されているという。じゃあ、生コンも参戦しようよ!「防草用ポーラスコンクリート《オワコン》開発プロジェクトローンチ」



《防草オワコン》防草を終わらせるコンクリート

8D06B4B8-AC63-48B2-B62F-8A9CA699E7C9.jpeg

CCCAEBB6-99E0-4FD1-A819-9D7F4D26BF67.jpeg

「真砂土の親分みたいなプロダクトを生コン工場から発売」

「中身は残コンを再生した砕石を原料としていて高分子(Re-con ZERO)で団粒化させてポーラス構造とする」

「原料が無料だから、めっちゃ安い原価を設定できる(5,000円以下)。なのに、売り単価はポラコンだから20,000円/m3に設定して生コン工場に儲けてもらう」

「兄弟プロダクト袋タイプは《オワコン防草族》でいきましょう」

「3cm撒いて足でふみふみするだけだからDIY楽勝

「20,000円を3cm厚で敷設だからなんと600円/m2!!真砂土より俄然安いばかりじゃなく、防草シートとも値段でタメはれるだけじゃない、水を通すコンクリート!」

犬走とかサービスヤードなど目立たないところでとにかく水はけ雑草だけが問題になっているようなところ、つまり防草シート真砂土舗装の適応箇所がターゲットセグメント」


そんな話に大いに湧いた。

毎度の悪ノリから発生したプロダクト「オワコン」。

始める前から、終わってるコンテンツ、オワコン。

なんとも素晴らしいネーミングではないか。

「あとだしじゃんけんワークス」に告ぐナイスネーミングだと思っているのはきっと当事者だけだ笑。

生コン産業は良くも悪くもゴリゴリのB2Bビジネス。

「独占禁止法適応除外」「JIS  A 5308」2つの鎖でがんじがらめで自由度が低い。

市場は建築、あるいは、土木だけと限定的に考えられている。

それ以外の活路はないとあらかじめ諦められている。

そんな生コン産業に新たな流通系を創造したのは16年の歴史を誇るドライテックという生コン工場が独自に取り組むポーラスコンクリートだった。

組合 or アウト工場

二者択一、二項対立ではない。

新しい市場領域をインターネットと企業間連携を通じて自ら作り出す。

建築または土木。

組合か員会社。

制限されたものの考え方を脱する。

この防草ポーラスコンクリート《オワコン》もきっとそんなプロダクトの1になる可能性を秘めているのではないか。

なぜかって、コンクリートがライバルじゃなくて、防草シートとか除草剤とか真砂土舗装がライバルなんだから。

市場が全く違うところを想定しているのだから。

そして、この時代、それが可能となる。



防草ポーラスコンクリート《オワコン》の作り方

600円/m2で恒久的雑草対策ができるということだから市場は確実にあるはずだ。

しかも、舗装

しかも、水通す

ニーズや市場は、ある。

明らかにある。

次に考えなければならないのは、生コン工場にとって負荷のないプロダクトであるということ。

現在考えているのは残コンの利用だ。

生コン工場であればまず間違いなく残コンが発生する。

各社各様の処分または再利用を行なっているが、再利用の多くはリサイクル砕石などの用途として再販売するということがある。

オワコンではこのリサイクル砕石を原料として活用する。

生コン工場のいくつかではこのように高分子(Re-con ZERO EVOなど)を用いて残コンは直ちに団粒化されている。

専門用語で言えば20−0などのような粒度分布を持つ砕石になる。

これをそのままオワコンの原料として利用する。

ここで、生コン工場に対して「残コンリサイクルの用途開発、市場提供」という利便性を提供することが可能。

そして、この20−0の残コン砕石1m3に対して陽光物産から提供されるY弾(わいだん:高分子や結合材で構成)というキーバインダーを投入する。

プラントでも製造できるし、「プラント貯蔵ビンに残コンリサイクル砕石を荷揚げしたくない」という想定されるだろう声に対しては生コン車への直接投入という手も考えられる。

だから、生コン工場にとっては負担がない。

そして、さらに値段。

残コンのように無料の原料を用いているため実際にかかる費用は陽光物産から提供されるY弾の費用のみ。

どう見積もっても原価5,000円にならないような材料を20,000円で販売しても3cm厚(あるいはもっと薄く)で舗装するから600円/m2以下という防草市場ではインパクトのあるプライスを提示できる。

つまり、生コン工場にとっては「楽して儲かる」。

しかも、やってるこちら側当事者も大変楽しい笑。

防草という市場ごとオワコンにする可能性を秘めている笑、防草ポーラスコンクリート「オワコン」。

始める前から、オワコン。

いい歳こいた大人が大真面目にバカ丸出しのプロジェクトに心血を注ぐ。

これがものづくりの醍醐味ってやつだ笑。

いよいよ投入!

防草ポーラスコンクリート《オワコン》見参!!



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

オコシコンとドライテックの違い
オワコンとオコシコンの違い
このページのトップへ