2022/01/08
【大阪】「時が経ち、このゴツゴツした見た目は《標準》になろうとしている」寝屋川コンクリート・カナヤテック
大阪府枚方市。改めていい製品だなと感じました。事後の対応を含めて、無事工事は完了しています。お施主様の要求品質や感覚を学ぶ良い機会となりました。(本田さん共有)
製造:寝屋川コンクリート(担当:yutaro)、施工:カナヤテック(17.5m2、100mm厚)、元請:フェリシア
排水、アプローチ、駐車場
施工Before。
ご覧のように前面道路と敷地の間には側溝(排水設備)が設置されていない。
ここで困るのは毎度のごとく水はけ。
排水設備をいくつか設置して水勾配を作るくらいなら、透水性コンクリート「ドライテック」で舗装しちゃえばいいじゃあないか。
そんな感じで現在ではエクステリアや造園・外構工事の標準になりつつあるのがポーラスコンクリートだ。
エクステリア専門情報でも庭ファンなど専門メディアも充実し一般に敷居が低くなった。
透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)に興味を持った消費者は上記マップの施工者に直接相談できる。
また、全国対応エクスショップ(エクステリアネット販売日本一)やお庭づくりは0円マッチング庭コンも便利だ。
見積もりが集まったら無料見積もり診断あとだしじゃんけんワークスで金額の妥当性を確認できる。
さらに、実際の施工にも立ち合い経験豊富な現場相談員が無料で派遣される。
現在消費者は安心を前提に庭づくりを始めることができる。
それでは施工を見ていきたい。
フローは単純で、敷設された材料をレーキやトンボ(定規、鏝)で平らに均す。
その後ろからタンパや写真にあるようなプレートで締め固めるだけ。
そのため、初めての施工だとしても現場相談員が立ち会えば最初からプロのそれ。
やったことのない施工者も安心して施工に取り組んでほしい。
なお、生コンポータルでは随時オンライン現場見学会や、毎日17:30〜オンライン説明会を開催している。
固定URL:https://us02web.zoom.us/j/8980838870
事前予約も必要ないのでお気軽に参加を検討されたし。
施工はサクサクと進み、あっという間に施工After。
マス周りなどは勾配の設定がなかなか難しいため、施工者にとって透水性コンクリートは「気楽」な生コン。
加えて、ひび割れも発生しやすいのもマス周り。
あまり指摘されることは少ないけれど、ゴツゴツした見た目のポーラスコンクリートは仮にヘアクラック(無害なひび割れ)が発生したとしても「見えない」から「クレームになりにくい」ってこともある。
この点も、施工者にとっては気楽な生コンだ。
17.5m2の戸建住宅外構舗装は見事完成。
懐かしいもんだが、透水性コンクリートの事業を始めた駆け出しの頃には、ゴツゴツした見た目が嫌がられたりしていた。
時が経ち、このゴツゴツした見た目は「標準」になろうとしている。
ゴツゴツしてるのが土間だ、と言わんばかりだ。
さらに、最近リリースされた新プロダクト(造粒ポーラスコンクリート「オワコン」)のテクスチャは逆に丸みを帯びている。
⚫︎参考記事: 「床版の版築?!オワコンのテクスチャは実はクールかもしれない」
こちらも評価は分かれるところだろうけれど、途中でやめてしまわずにドライテックのようにしつこく続けていたら世間の評価は「かっこいい」になるのかもしれない。
世間の評価、厳密に言えば「評判」てやつは水物で当てにならない。
ある時は絶賛し、ある時は徹底的に非難するってのは、マスコミもそうだけど、評判の常。
だから僕たちは人様がどう思っているとか、何を言ったかとかなど評判のことを気にせずに事業に取り組みたいと思う。
ある時は褒め、ある時は貶す、そんな他人の主観にいちいち振り回されていたら事業に継続性などあり得ない。
目指す唯一は、唯一絶対の評価者である市場と顧客の審判であり、経済的成果。
簡単に言えば「売れたか売れなかったか」だけを指標や基準として事業を行いたい。
特に新技術なんてものは最初は叩かれるもんだ。
ドライテックもそうだった。
最初からベタ褒めされているオワコンが少し心配なくらいだけれど。
日々の積み重ねをこれからも継続し世界の景色を変えていきたい。
宮本充也