2022/01/09
【奈良】「ラストワンマイルが有機的につながりあい創発のように協同する新しい流通」大和ハウス工業
奈良県奈良市。関西ドライテックの祖寝屋川コンクリートの次世代本田さんは黙々とご当地の透水性コンクリートを拡大させている。今回は現地品質確認方法と大手ハウスメーカーでの実績紹介。(本田さん共有)
製造:不明、施工:大和ハウス工業(40m2・5m3、100mm厚、他詳細不明)
現場簡易ダレ試験
試料(ドライテック)を容器に入れて30回シャッフル。
この時に、空隙がペーストで潰れていないこと、艶のある状態(乾いていない)であることを確認する。
ペーストが排出後の容器にこのように簾(すだれ)状に付着していることを確認。
べったりと透明な部分がなかったり、逆に全く付着していなかったりはNG。
こちらの動画では現場相談員の祖Masatsugu直々に簡易ダレ試験の方法を伝授。
なんと、80万回以上も再生されており、50件以上のどうでもいいコメントが寄せられている。
もともとこの簡易ダレ試験はポーラスアスファルト混合物の最適アスファルト量(最大アスファルト量)を決定するためのダレ試験を流用して自前で作られた品質チェック法。
初めて施工する施工者らにとっては最適なコンディションを把握しにくい。
もちろん、生コン工場では骨材の表面水を計測し単位水量も軽量した上で製造している。
ただ、変数だらけの建設現場ではスランプ試験が行われるように、打設前に品質を確認しておくことも有効。
きちんとした製品さえ届いていれば安心の施工は約束されたようなものだ。
施工After。
およそ40m2の駐車場舗装部分に採用。
写真で見てもわかるように真っ平らな駐車場で、手前側にある側溝のお世話になることはなさそうだ。
詳細は不明だが、こちらの現場は大手ハウスメーカー大和ハウス工業の戸建て住宅物件の外構だった。
水の次に流通する材料コンクリートの産業に生まれた新しい流通構造で普及している透水性コンクリート「ドライテック」は公共・民間問わずあらゆる建設シーンにこのところ採用されるようになった。
こちらのマップがその新しい流通構造(製造・施工ラストワンマイルのネットワーク)だ。
透水性コンクリートに興味を持ったすべての人はこちらで製造・施工に対応する法人や個人事業主をチェックできる。
直接のやり取りをしたとしても仲介手数料やバックマージンなどは発生しない。
また、全国対応エクスショップ(エクステリアネット販売日本一)やお庭づくりは0円マッチング庭コンでも受付対応をしている。
無料見積もり診断あとだしじゃんけんワークスのおかげで不安に駆られながら契約する心配もない。
施工には無料で立ち合い経験豊富な現場相談員も駆けつける。
透水性コンクリートの施工は今や安心を前提に行われるようになっている。
何も特別で新しいプロダクトではない。
だから、大和ハウス工業のような有名ブランドでも取り扱うようになっている。
エクステリアにはなかった全く新しい流通構造が開いた全く新しい市場と言っていい。
そんな全く新しい流通構造はどこかの資本が資金力や組織力で創り出したものじゃない。
今回の現場にも立ち会ってその様子を共有くださった寝屋川コンクリートの本田さんのようなラストワンマイルの連携・ネットワークが流通構造を形成している。
もちろん、この僕とてその1だ。
ラストワンマイルが生命体・有機的につながり合い、さながら「創発」のように協働することが新しい流通を生み出した。
だから、強靭な構造だ。
ピラミッド状に箱が組み立てられているような壁や階層を前提としていない。
シームレスにつながっている。
意思決定やアクションが早い。
エコシステム、自己組織化、カオス理論、複雑系、自己触媒、非線形、適応性、ニューラルネットワーク、創発。
そんな言葉がぴったりな流通構造。
僕自身も辺境の細胞の1として世界の囁きに耳をすませ自らの最大の貢献を意識し地道な活動(情報共有)を続けていきたい。
宮本充也