大阪府大阪市。住宅外構の全面（110m2）を2日間に分けて施工。施工ジョイントも凝った仕様で見た目にも面白い。スマイル工務店で活躍中のガーデンジャムによる施工。
製造：寝屋川コンクリート（担当：yutaro）、施工：ガーデンジャム（110m2・13.5m3、100mm厚）

施工ジョイントを逆手に取る！

施工After。

施工右奥手側は1日目、手前左手側は当日施工されたもの。

合計およそ110m3の大面積に透水性コンクリート「ドライテック」が採用された。

勾配は全く不要で降雨はそのまま路盤以下に貯留または浸透されていく。

施工ジョイント（コールドジョイント、施工ジョイント）の工夫

透水性コンクリート（ドライテック、オワコン）は舗装の世界では「転圧コンクリート舗装」に分類される。

アスファルトフィニッシャで施工されることもある。

つまり、施工方法はアスファルトのそれに酷似している。

（硬貨のメカニズムが全く違うので細かいところでは異なる）

だから、生コンと違っていろんなことができる。

その一つが、施工ジョイントにある。

専門的な話だが、ドライテックはスランプが0cm（興味があったら、「スランプ」「生コン」などのようにググったらいいだろう）。

つまり、フレッシュな状態でも流動性がないため、型枠で止めて転圧したら自立するのが特徴だ。

流れない、変形しないから、自由な形で止め枠で固定して、その止め枠をその日その時に外すことができる。

例えば、レンガとかインターロッキングブロックなどを型枠がわりにして、固定したら次を打ちついでいくこともできる。

生コン打設などのようにブロックをモルタルであらかじめ固定しておく必要もないくらいだ。

このことは施工性の改善を意味する。

今回は2日間施工だったが、大面積におよぶ施工を簡易型枠などでこまめに分断して、単位施工面積を小さくすることは施工人員の省力化や施工精度の向上などに役に立つ。

細かい話をもし知りたいのであれば現場相談員を無料で派遣しているのでその者に尋ねたらいいだろう。

そんな透水性コンクリートはどのように手に入るのか。

最後に、定型文とはなっているが、以下に入手方法を貼り付けて結びとしたい。

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現代、ウェブやSNS（庭ファンなど）で容易に専門知識も手に入る。

透水性コンクリート（ドライテック、オワコン）に興味を持った施主はマップ（下段参照）から直接施工者（今回はガーデンジャム）に相談。

直接交渉だから余計な仲介手数料やバックマージンは心配無用だ。

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掲載されている材料や施工については、生コンポータルから施工・製造をレクチャー。今は取り扱いがない施工者・生コン工場でも取り扱いをし始めるケースも多い。または当サイト庭コンにて掲載しているマップから購入も可能。

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⚫︎参考記事：【募集】「全国一律5,000円／m2で請け負う《実験用》駐車場タイプの造粒ポーラスコンクリート《オワコン》施工」

このように、今では透水性コンクリート（ドライテック、オワコン）は土間コン同様に容易に手に入るようになった。

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宮本充也