2023/01/15
「土間コンやオコシコン、オワコンは【生コンビニDiy】なら自分で駐車場を舗装できちゃう? それぞれの特徴について解説」
「生コンをもっと身近に」生コンビニDiyでは土間コン、オコシコン、オワコンなど各種材料が一度に大量に購入(料金表参照)できる。全国一律・配送料込み圧倒的な安さで手に入る材料で施工される各種舗装の違いについて解説。
【比較】土間コン・オコシコン・オワコン
オコシコンの施工
オコシコン材料は一輪車などを用いて運び込み敷設され、レーキ(写真)などを用いて平らに均す。その際、オコシコン(オワコン)の場合は透水性を有しているため、水勾配(流水のための傾斜)は不要。
均しを終えたオコシコンは「乾く前に」締め固め(転圧)される。
完成。所定の期間(土間コン同様、5日〜1週間程度)養生の後駐車場として供用が始まる。
【参考】完成後しばらく経過してから訪問したオコシコン駐車場
写真は供用中のオコシコン駐車場を訪ねて撮影したもの。施工直後に比べて明るい白色を呈する。なお、土間コンと異なり透水性を有していることにより路面滞水ひいては水分中の汚れ成分の残留が少ないため、コケ・カビの繁殖も少なく、比較的白色が長期にわたって維持される。
【参考】土間コン 真っ白で綺麗 は 最初だけ
特に北川など陽がさしにくくジメジメとする環境では非透水の土間コンは写真のように汚れてしまう。
姉妹製品「オワコン」との違い
「オコシコン」(既往のポーラスコンクリート)が「砂を抜いたコンクリ」とするならば、「オワコン」は「砂も入っている」ため、粒(骨材)の形が幾分丸みを帯びている。そのことはすなわち施工中の保水性「乾きにくい」を意味し、骨材剥離などの問題が生じにくい。
【注意】ポーラスコンクリート(オコシコン/旧製品ドライテック)の骨材剥離
構造物接合部分など乾燥しやすい場所の材料は水分が奪われて骨材剥離を生じやすい。そのため、あらかじめ十分に散水をしておく、あるいは、締め固めを急いで行うなどの対策が必要。動画は「オコシコン」に改良される前の当社旧製品「ドライテック」。
「あっという間に終わる」が「オコシコン」の特長(土間コン対比)
流動性のある生コンクリートを用いた非透水性の土間コン場合、表面はいつまでも湿っているため路面上での作業は不可能。そのため、金鏝仕上げが完了するためには丸1日の時間が必要となる。
土間コン仕上げAfter。作業終了は早くて夕方、冬期は深夜に及ぶことも。
一方、「オコシコン」の場合施工中からその上を歩行できる通り、流動性がないため仕上げ作業は「転圧したらおしまい」。あっという間に終わる、が土間コンに比べたオコシコンの特長と言っていい。
土間コン vs オコシコン vs オワコン 比較
オワコン | オコシコン 旧ドライテック | コンクリート (ベンチマーク) | |
---|---|---|---|
経済性 | ◎ DIYするとなお〇 |
〇 オワコンよりは高額 |
△ 人工や下地処理含 |
提供しやすさ | ◎ | △ | ◎ |
加工性 | ◎ | △ | ✕ |
施工直後 いずれにせよ直後は乗せない方がいい |
〇 歩行◎車△ |
△ | ✕ |
美しさ | 〇 | ◎ | ✕-◎ 不可抗力によるムラなど |
透水性 | ◎ | ◎ | ✕ |
お勧めの施工場所 | 簡易駐車場 犬走 |
駐車場 アプローチ |
駐車場 アプローチ |
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
旧製品ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
※「オコシコン」旧製品「ドライテック」の取り扱いは終了しました。
生コンポータルでは相談フォームや主宰・宮本さんのLINEから気軽に相談ができるようになっている。また、当方情報発信を鵜呑みにすることなく、庭ファンなど各種関連媒体なども参考にしてご自身に合った舗装を絞り込む。
絞り込んだら? 一生に一度のお買い物「コンクリ」「庭づくり」の入り口
写真引用:コンテナワークス
生コンポータルの運営会社はコンクリート一筋60年の生コン企業(有限会社 長岡生コンクリート)だ。コンクリート主任技士・コンクリート診断士などの難関資格保有者が多数揃い日々建設現場におけるコンクリートの相談が寄せられている。
専門家でもない人にお任せするのは怖いよね。
安心してコンクリを注文できる方法教えてよ!
一般の方が安心してコンクリを購入するまでのフローを解説した動画。生コンポータルでは動画やblg(本稿)、SNSを通して多様な情報発信を行うことによって、「コンクリートをもっと身近に」する活動を行なっている。
舗装といえば、それだけでなく、アスファルトやインターロッキングブロック、平板、樹脂舗装、真砂土etc...。
一般の方が限られた時間・情報・予算で選ぶのは実にハードルが高いんだね。
相談フォームや主宰・宮本さんのLINEでも受け付けてるからお気軽にね。
舗装材料を絞り込んだら以下のプロセスで納品されるんだ。
①庭コン:無料業者紹介
②交渉代理:施工店への製品説明を代行(「プロ同士で話をつける」)
③あとだしじゃんけんワークス:見積の簡易診断・相見積サービス
④現場立会:現場に立会施工のコツを伝授
⑤直営施工:業者が見つからない時は生コンポータルがお伺いして納品
さらに、生コンビニDiyでは「自分で施工したい」「安く済ませたい」というニーズにもお応えしているよ。
オワコンDIY 4万円(20m2・50mm厚)で完成!
オワコン20m2(50mm厚)を施工するための材料費は4万円(生コンビニDiy参照)。写真は室内ドッグランに採用されたオワコン。生コンポータルの役割は「一般がコンクリートを購入するまでの障壁を取り払う」だ
最後に出てきて美味しいとこどりをしようとするんだけど、そもそも美味しいって何?全部自分で書いてるじゃん??って自問自答している宮本さんですっ。
「4万円で何ができる?」って考えると、例えば家族3〜4人でディズニーやユニバは到底無理だよね?
一方、オワコン(コンクリ)を自分たちで施工するって結構レクレーション的に楽しんでもらえるんだよね。
家族の絆を深めて、楽しい作業の末に、雑草やぬかるみに無縁な家周りや降雨時も快適な駐車場ができたら素敵じゃね?
だから僕たちは「伝える」情報発信を通してそんな理想の世界を創造しなくちゃならない。
オワコンちゃん、オワコーン。
さあ、ガンガン発信してガンガンコンクリを身近にしようぜっ。
作者・宮本充也