2023/01/19
【静岡】「こちらの犬走はオワコンではなくオコシコンの 《見た目》 が採用されました」仁科組
静岡県裾野市。戸建て新築犬走りにオコシコン採用。施主より透水性コンクリートをリクエストされ、仁科社長がオワコン・オコシコンを提案。オコシコンの見た目の方が好みとのことでオコシコンを採用。
製造:伊豆中央コンクリート(担当:おおはらゆき)、施工:仁科組(担当:仁科昭光、17m2、50mm厚、4名、70分)、現場立会:おおはらゆき
見た目で「オコシコン」が選ばれた犬走
戸建て犬走Before
施主より「透水性コンクリート」の希望が寄せられた。犬走に水を通すコンクリってのが定番になっている。施工経験豊富な仁科組より「オワコン」「オコシコン」姉妹プロダクトの提案がされる。
【参考】「オワコン」「オコシコン」それぞれの違い
①オワコン 柔らかな見た目
犬走に採用された「オワコン」。粒(骨材)は丸みを帯び柔和なテクスチャ(砂を含んでいるため)が特徴。
②オコシコン ゴツゴツと荒々しい
こちらはオコシコン。よくみてみなければその違いは分かりにくいが、「砂」が含まれておらず「砕石」(砂利)のゴツゴツとした輪郭がそのまま浮き彫りになった構造が特徴。厳密にいえば、「保水性がない」ということになるのだが、透水性コンクリートとしての機能を要求された場合、コストの他に「見た目」が決定要因となる。
今回は見た目で「オコシコン」は狭い箇所での施工に向いてる
施工スタート。一輪車がようやっと入れるかという狭い犬走での作業。透水性コンクリートが登場する前は「コンクリ」or「砂利敷き」の二択だったが、「敷き詰めるだけ」(敷設・均し・転圧)の「オコシコン」「オワコン」の登場は消費者のみならず、施工者にとっても福音となる(※土間コンの場合、均しの後屈んだ姿勢で金鏝仕上げが必須となる)。
今回は「小さいサイズの」粒(豆砂利)を採用
振動プレートでの締め固め(転圧)ができない狭い箇所での施工だったため、「こてで仕上げができるように(転圧が不要になるように)」と小さいサイズ(豆砂利)を配合した「オコシコン」の採用となった。
日本中どこでもこのような対応をしてるわけじゃないのであらかじめ施工店・製造工場に確認が必要だね(生コンポータルの相談フォームから受付)。
オコシコン 施工 After
周囲をコンクリート基礎(左)や擁壁(右)といった構造物に囲まれた空間であるため通常であれば「排水」が問題となるところだが、透水性コンクリート「オコシコン」を採用することで雑草・害虫・(近隣猫などの)糞尿といった問題とともに解消されてしまう。
犬走オコシコン施工After。
こちらのお宅のように「オコシコン」(や「オワコン」)を購入したい方はどうしたらいいの??
透水性コンクリート(「オコシコン」「オワコン」)の購入方法
立ち所に吸い込まれてしまう水。裸の大地は雨水を涵養するを妨げられることはない。雑草には厳しい対応をするものの、樹木・植栽(の根系には新鮮な水と酸素を届けるため)にとってはありがたい存在。
新築・リノベ・空き家・空き地 に 「コンクリートをもっと身近に」
空き地Before
空き地After。「オコシコン」の姉妹プロダクト「オワコン」により舗装されバスケットコートとして活用されている。透水性コンクリートを「知っている」にするだけで解決する諸問題がある。生コンポータルでは「伝える」情報発信を通してコンクリートによる貢献を目指す。
今日もどこかで犬走や空き地が「オコシコン」「オワコン」で問題解決されているNIPPONに暮らす宮本さんは昨晩定例のラジオ生放送収録(「包丁を捨てよ、飲みに出よう」 by #世界一有名な半島 )を終えた後これも定番となった「fmいずのくにの営業車に乗って飲みに出る」(今回は「とり吉」)で黒ラベルの生ビールとエシャレット他がめちゃくちゃ美味いことに感動しました。
「いつもラジオ聴いてます!」って声をかけて来てくれた伊豆の女性にはいっぱい奢るって決めてるんだけど、まだ、誰からも声かけられたことないんだ汗。
そんな宮本さんはコンクリートの専門家なわけだけど、一般にコンクリってそれほど求められることないじゃん?
でも、「知っている」にするだけで、僕たちは求められるってことをこの情報発信活動でつくづく思い知ったんだ。
blg毎日3本も今年で8年目だけど、毎日全国から多数の問い合わせが寄せられるようになってることからも手応えを感じています。
というわけで、「コンクリートをもっと身近に」、まだ知らない人たちにコンクリートの価値をお伝えすることでお役に立ちたいよね。
情報発信、頑張ろうっ。
作者・宮本充也