2023/04/11
「インターロッキングの弱点|透水性コンクリート」不陸・雑草・水はけ・DIY
「インターロッキングの下地として、透水性コンクリートを使用した事がある方みえますか?」
「インターロッキングの下の砂が流れ落ちたり、砂が詰まって透水性が悪くなったりしませんか?」
「砂を使う時は 透水シートを敷いて砂でインターを設置しております他、シートを敷かない時ジャミの様な細かい砂利で設置しております」
そもそもインターロッキングとは?
道路やパブリックスペースなどの舗装に使われるブロックの一種。
加重がかかった際に目地を介してブロック同士が噛み合い(インターロックし)加重が分散される構造となっている。このブロックを使った舗装は、雨水が地面にしみ込みやすく、都市型水害や地盤沈下を緩和する効果をもつ。インターロッキングブロック舗装技術協会では「エコロジカルな舗装材料」と謳っている。
一方で、積雪寒冷地においてはロードヒーティングの敷設面で使用するとブロック内の空気が路盤からの熱を遮断するため、アスファルトやコンクリート仕上げの路面に比べて、融雪が進みにくいという側面もある。また目地から雑草が生えやすく、メンテナンスが必要となる。なお、インターロッキングブロックの形状は長方形、正方形、六角形、八角形など多種多様である[1]。
ウィキペディアから引用
とある。
インターロッキングブロックを並べた床で、家の庭のみにとどまらず大型施設の遊歩道や車道、商店街や街路など様々なところに採用されていて、「みたことない!」という人は非常に少ないんじゃないだろうか。
インターロッキングの弱点
とはいえ、インターロッキングにも弱点はあって、頻繁に荷重のかかる場所は不陸(ふりく)といって凹んでしまうことで水たまりとなる。
歩道に凹みがあれば歩きにくくもなる。
最初のうちは綺麗でも時が経てば目地から雑草が生えてくる。
意外と施工後の管理に手間がかかる舗装でもある。
写真にもあるように「おしゃれ舗装」といえば、
インターロッキングブロック
一時期は一世を風靡し今もおしゃれ舗装の定番の地位をほしいままにしている。
コンクリート業界に身を置いているとよく耳にする。
材工で請ける。高いものだと1万円/m2以上もする。
安くても5,000円くらいだろうか、ちなみにインターロッキングはホームセンターでも購入することができる。
そんなインターロッキングブロックにも弱点があることはよく知られている。
お役所で色々お話を伺うと、
「目地から草が生えてくるんだよね」
とか、
「ツリーサークルの周りとか根っこで浮いてくる」
とか。
「ふりく」
といってブロック同士が凸凹しちゃう現象が指摘されている。
でもこれは舗装構造上しかたないこと。
荷重がかかれば路盤は沈むのでブロックも路盤の変形に追従してしまう。
※よく車が出入りするところは「ふりく」が起きやすい
インターロッキングはDIYで施工することは簡単ではない
インターロッキングはホームセンターで購入することができるが、しっかりした下地を作り、精度の高い加工をし、かつ水平に施工しなければならない。
プロが施工しても通行量が多かったり繰り返し駐車する場所などは不陸が起こりやすいのが現実だ。
苦労してDIYしたところがだんだんガタガタになってしまうのは悲しい。
そこで、インターロッキングの不陸を解消するなら、下地材として透水性コンクリートを利用するのがおすすめだ。
※ふりくを避けるために下地にコンクリート舗装が施工された断面構成図(引用:https://www.1128.co.jp/contents/index_2.html)
透水性コンクリートは非常に透水性の高いコンクリートで、インターロッキングから流れてくる水を透水させて地面に流すことができる。
下地もコンクリートなので不陸が起こる心配も減る。
透水性コンクリートはDIYでも施工することができ水平に仕上げられるため、その上にインターロッキングもDIYが可能となる。
インターロッキングの砂についても、透水性シートを間に敷いたり、ジャミのような細かい砂利を設置することで対策ができる。
ただ1点弱点があるとすれば、インターロッキングはホームセンターで購入することができるが、透水性コンクリートはホームセンターで購入できないことだろう。
家周りの排水対策DIYなら造粒ポーラスコンクリート オワコンという選択も
水勾配不要で排水対策が行える舗装としてインターロッキングと透水性コンクリートについて紹介をしてきたが、もし家周りで排水対策のDIYを検討するなら造粒ポーラスコンクリート オワコンがおすすめだ。
造粒ポーラスコンクリート オワコンは、ポーラス構造を採用するコンクリートで空気や水分を内部の隙間で透すことができる。
雨が降ればオワコン表面から内部を雨が通過して、地面に流されていきぬかるみや水たまりが発生しなくなる。
夏時期になると繁茂する雑草も、地面にオワコンで蓋をする形となるため草むしりをする必要もなくなるのだ。
もちろん、透水性コンクリート同様に水勾配を付ける必要が無いため平坦に施工できるメリットもある。
そして、オワコンはインターロッキングや透水性コンクリートよりもDIYが行いやすい生コンクリートだ。
オワコンDIYは、撒いて→均して→締め固める、工程で施工できる。
興味があるDIYerはぜひ、下記動画をご覧いただきたい。
オワコンをDIYで施工する場合、材料は施工業者マップよりお近くの施工業者もしくは製造業者を探して依頼できる。
ぜひ家周りの環境をDIYで整えたい時、インターロッキングの下地材としてオワコンを施工したい時などに使ってほしい。