2022/12/05
「アスファルトとコンクリート何が違うの?」家周りには透水性コンクリート
よく知らない大人はアスファルトの道路を指差して「これはコンクリートというのよ」なんて子供達に嘘を教えてしまっている。
地面(舗装)の95%はアスファルト。そのアスファルトとよく間違われるコンクリートってなにがちがうの?
アスファルトとよく間違われるコンクリートって何が違うの?
よく道路で見かけるアスファルト
こちらもよく見かけるコンクリートは建物や構造物に見ることが多い。
アスファルトとコンクリートの組成による違い
「黒いのがアスファルトで白っぽいのがコンクリート?」
これ、ほぼ正解。
事実、
・黒舗装(アスファルト)
・白舗装(コンクリート)
という専門的な区分があるくらい。
ただ、色の違いだけでなく、
組成による違いを知ると理解は深まる。
アスファルト、コンクリートどちらも小石(砂とか砂利)を結合材(バインダー)でつないでいる。
という点では一緒。
違いは、そのバインダー。
アスファルト(石油精製過程で発生する残渣)
か、
セメント(石灰岩を焼成して生産される)
かの違いということになる。
アスファルト、セメント、それぞれのメリットとデメリット
専門的な議論をしてしまえば簡単に断じてしまうことはできない。
プロが見ればこれからの論旨展開には色々突っ込みどころ満載だろう。
ここはあえて目線を一般に限定してざっくりと説明していきたい。
・アスファルトのいいところ
「アスファルト(バインダー)は温度が常温になったら固まるから早い」
何と言ってもこれだろう。
セメントは硬化するまでまあまあ時間がかかる。
(駐車場として利用するまで中5日など)
工期がギリギリなんて時には。
あるいは、早期開放といってすぐに車を通したいなんて時には。
アスファルトは強い味方となる。
・コンクリート(セメント)のいいところ
「長持ちします(耐久性は半永久です)」
となる。
上述した、アスファルトは石油製品、コンクリートは岩からできている。
わかりやすいのがその違い。
輪ゴムを外に1年放置してたらどうなる?
すぐに弾力を失い、1年もすればぱらぱら。
一方、例えば炎天下で溶ける岩なんて聞いたことあるだろうか?
ガラスの仲間である無機質のコンクリート。
年末や年度末になると頻繁に掘り返されているアスファルトに比べて、半永久とも言われるその耐久性が強みだ。
これ以外にも、両者の強みや弱みはいくらでも上げることはできる。
強みは反対から見れば弱みに変化したり。
表裏一体というのも事実。
国土交通省が奨励している「適材適所」がそれぞれの材料を検討するにあたって必要な態度。
もし舗装をいずれかで考えている場合には中立な立場で条件を吟味してくれるパートナーの存在が必要になる。
家周りの舗装には透水性コンクリート
アスファルトとコンクリートについて主な違いを紹介してきたが、家周りについてはどうだろうか。
砂利を敷いているお施主様もいれば、コンクリートで舗装をされているお施主様もいて、アスファルトをお庭や犬走に施工する家はほとんどないと思う。
もちろん、家を建てて(購入)して以来、地面そのままという場合も少なくないと思うが、全お施主様におすすめしたいのが透水性を持つコンクリート「オワコン」による舗装だ。
透水性コンクリートは水を透す機能を持つコンクリートのことで、上記動画のオープニング部分にある通り、上から水を流せばコンクリートを通過して地面に流されていく。
この機能のおかげでオワコンを施工した家周りに水たまりができることが無くなり、雑草も抑制することができる。
普通のアスファルトやコンクリートは水を内部で流すことができないため、表面で水を一定方向に流すための傾斜をつけなければならないが、オワコンなら平らにその場で水を流すことができるのだ。
そして価格についても、家周りの定番である砂利敷きと近い価格で施工できるため、高コスパな舗装として人気を集めている。
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
ぜひ、家周りの水たまりや雑草でお悩みのお施主様は透水性を持つオワコン舗装を検討してほしい。
コンクリートとしてアスファルト以上の耐久性(半永久)があり、現在家周りの舗装としては最強と言える。
DIYでも施工でき、材料は「生コンビニ」からお求めいただける。
宮本充也