長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2022/01/03

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「YouTuber《庭ファン》に寄せられた質問に《あとじゃん先生》が勝手に答える」#5

「YouTuber《庭ファン》に寄せられた質問に《あとじゃん先生》が勝手に答える」#5

正月など大型連休には業務が停止してしまうため毎日3本以上更新変態ブロガーとしての活動もなかなか困難を極める。そんな時の強〜い見方、「YouTuber《庭ファン》に寄せられた質問に《あとじゃん先生》が勝手に答える」#5
(写真はhttps://garagehouse.co.jp/blog/6439/から引用)



インナーガレージの透水性コンクリート

思考停止で「土間コン」を買ってはいけない!新素材のドライテックを見よ!

https://youtu.be/aNiuTQa6iYQ


インターネットを前提としていなかった時代と違ってエクステリアのような専門知識でも庭ファンなどSNSやYouTubeなどネットメディアを通じて消費者は比較的容易に情報を入手できる。

ドライテックやオワコンに興味を持ったら上記マップや全国対応エクスショップ(エクステリアネット販売日本一)、お庭づくりは0円マッチング庭コンなどを通じて見積もりやプランを取り寄せることができる。

生コンに関するキーワード検索

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検索例:「ジャンカ」「汚れ」「残コン 残業」「残コン リサイクル」「エクステリア 水勾配」「水たまり 駐車場」

依頼した業者さんの施工実績はNamakon検索で閲覧可能だ。

限られた時間、予算、情報をもとに大きな買い物庭づくりを決定しなければならない。

あとだしじゃんけんワークスではそんな消費者の悩みを無料見積もり診断で和らげる。

さらに、実際に施工ってことになっても、現場立ち会い経験豊富な現場相談員が無料で派遣される。

現在では安心を前提に庭づくりを始めることができるってわけだ。

そんな庭づくりに関する豊富なコンテンツを定期的にリリースしている庭ファンだが、YouTube公式アカウントには悩める一般の方々から庭づくりに関する多数の相談が寄せられている。

とりわけ、新素材として捉えられがちの透水性コンクリート「ドライテック」についてはまだまだ認知が行き届いている訳ではなく有象無象の質問が寄せられる。

今回でシリーズ5となる「勝手に答える」では今年で生コン22年目のプロあとじゃん先生ことこの僕宮本充也がその経験と知識をもとに顔と名前を晒してその質問に答える。

周辺情報も盛り沢山。

というわけで、今回も以下の質問に答えたいと思う。


後藤基充
インナーガレージを計画中です!
土間コンより強度があるとの事で検討してみたいと思います!
ガレージジャッキやジャッキ馬などで土間コンが割れないか心配だったのですか、土間コンより強度があるそうなので良さそうですね!


この方、YouTubeに顔とお名前を晒されていらっしゃる。

Facebookならともかくなかなか見かけない御仁である。

して、以下は僕の回答の前に家主庭ファンからの見解を示したい。


インナーガレージには逆に湿気が上がってきてしまうこともあるので
周辺の排水対策も必要です。

インナーガレージなら水勾配が不要なので、土間コンを厚みを出して設置でも良いような気がしました。


う、うむ、ごもっとも(かもしれない)。

確かに通常で考えればインナーガレージは室内になるので水捌けを気にすることはない。

なので、ついつい庭ファンの回答に納得してしまいそうになるのだが、ここで簡単に引き下がっては生コン22年目のプライドに傷がつく。

なんとかして透水性コンクリートがインナーガレージに必要であることを示す必要がある!

冗談はさておき、考えられる環境としては、「外部からの雨水の流入」というのがある。

インナーガレージとはいえ実は出口から隣接道路まで急斜面になっていて登らなくてはならない、なんてこともワンチャンありえる。

(最近少しずつ「ワンチャン」という言葉を抵抗なく使えるようになったが、もう古いようだ。言葉の変遷というのは実に興味深い)

そうなった場合、やっぱりインナーガレージだったとしても、透水性コンクリートが望ましいのではないか。

どうだろう、庭ファン。


あるいは、質問を寄せた施主が実は極寒の地にお住まいでとてもじゃないけれども屋外で洗車や車いじりができない、なんてこともワンチャンありえるのではないだろうか。

これは、ちょっと、無理があるか。

あるいは、施主が鬼滅の刃に出てくる鬼で屋外の日光に晒された場所にいることができず、夜は夜勤(人狩り)でどうしても時間を作ることができず、室内で洗車するより他ということだってワンチャンありえるのではなかろうか。

(昨年は「キメハラ」という言葉が流通していたようだ)


ワンチャン冗談はさておき、仮にどんな事情があったとはいえ、施主は今まさにインナーガレージの土間に透水性コンクリート「ドライテック」を採用しようとしているわけだ。

それならプロとして採用すべきさいの注意点について以下にきちんと考えを示したい。

庭ファンも指摘しているように、「湿気が上がってきてしまうこともあるので周辺の排水対策も必要です」というのは実際のところだ。

通常の水を通さない土間ならもしも床に水が溜まったとしてもそれを拭けばいいので問題とならないが、透水性コンクリートの場合抜けてしまう。

通常の舗装構成であれば、その下は路盤、そして路床・路体(地盤)となって行くため、水はそのまま浸透してしまう。

ということはつまり地盤の湿気がそのまま室内に上がってくることを意味する。

「やけに室内湿気るね?」

みたいなことに陥ってしまう可能性がある。

なんらかの理由で透水性コンクリートをインナーガレージに採用せねばならない、ということであれば僕からは遮水層(しゃすいそう)の設置を提案したい。

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(出典:https://www.taiseirotec.co.jp/technicalinfo/asphalt-syasui/

表層がポーラス(透水性)だった場合でも地下浸透をさせないために設ける層のことを遮水層という。

Google検索をしていてつくづく感じるのだが、舗装の分野はコンクリートに比べてさらに閉鎖的だ。

実に情報が乏しい。

閉じられている。

現在1級舗装施工管理技士の資格試験の勉強をしているのだが、調べたいワードがコンクリートと違って全然出てこない。

これって、結構、闇な感じがする。

それはさておき、遮水層を設けて勾配をつけ、室外に排水する、といった対策が必要になるだろう。

あるいは、半外というか、開口をたくさん設けたりシャッターを開け放して置いたりなど風通しを良くして置くのも湿気対策として有益かもしれない。

以前からこの手の質問には答えたいと思っていたのでやっぱり庭ファンに寄せられる一般消費者からの質問はありがたい。

ちなみに、生コンポータルでも問い合わせ窓口を開いているので何か不安や疑問に思うことがあるようであれば是非是非遠慮なく問い合わせフォームから連絡をよこされたし。

僕にとってもブログのネタになるからね。

そして、そのブログはいつしか同様の疑問を持つどこかの誰かのネット検索に引っかかる。

ネット上のアーカイブってのは偉大である。

そんな活動は今年で7年目を迎える。

継続は力なり。

そんなことに感じ入っている正月である。

本年もよろしくね。



あとじゃん先生(宮本充也)

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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