2023/01/01
「2023年残コン(残コンステーション/イワモルetc)書き初め」
原点回帰。自らやる。形にする。伝える。オワコンやオコシコン同様、今年の生コンポータルは他人任せではなく自ら率先して形を作り、それを強み「伝える」情報発信で共有する。2023年残コン抱負。
残コン2023年抱負
原点回帰 残コンステーションパッケージの充実へ
生コンポータル(有限会社 長岡生コンクリート)に設置されている残コンステーションでは持ち戻される「残コン」を改質・加工し造粒骨材(粒状化骨材)と呼ばれる製品を製造している。
トロンメル(5mm目)でふるわれ得られた細骨材。生コンポータルでは残コンステーションの普及推進を情報発信の目的としていたが、今後は原点回帰として地元経済(静岡県東部地方)における残コンステーションのさならなる拡充を優先する。無論、そのいちいちは埋もれさせることなく情報発信を予定している。
宮本さん得意の「とにかく知ってもらって普及させる」ではなく、残コンに関しては原点回帰ってどういう風の吹き回しなのでしょう。
本年もよろしくお願いします。
「原点回帰」
昨年までオワコン、オコシコン、イワモルといった残コンの用途先とも言える多くの製品が誕生しました。
そして、それぞれはそれぞれに各地で実装されようとしています。
一方、当の僕たち(有限会社 長岡生コンクリート)はどうでしょう。
残コンステーションは元々実装されてはいるものの、トロンメルをはじめ造粒骨材製造までのプロセスはまだ本格的な運用を見ていません。
はやる気持ちを抑えつつ、今年は原点回帰、残コンステーションパッケージ充実をまずは優先し、地元経済できちんと残コン由来のオワコン・オコシコン・イワモルの循環を生み出したいと思います。
生コンポータルの残コンステーションが進化します
長岡生コンクリート(ICC)内に設置されている残コンステーションは「改質プロセス」であり造粒骨材を製造する工程(※冒頭動画参照)。
裏山で借りる予定の敷地では造粒骨材を原石として粗骨材・細骨材を製造を予定している。
本格的に生コンポータルでは残コンステーションでの骨材製造が始まるんですね。
骨材製造設備が整ってようやく残コンステーションは本格的に自社のみならず近隣の残コンまでをも集約することができるようになります。
これから両輪として開かれる「オワコン」「オコシコン」「イワモル」といったJIS外製品の市場に呼応して成長していくことになるんだよ。
地元経済で残コンステーションとイワモル/オワコン/オコシコン両輪を回せ!
イワモル
高流動埋戻材「イワモル」の細骨材は100%残コン造粒骨材。現在、中四国や東海、関東の一部で製造・出荷の準備が進んでいる。まさに、残コンステーションの有用な出口(市場)として期待されている。
オワコン
バズプロダクト「オワコン」は造粒ポーラスコンクリートと呼ばれる最先端コンクリートであるため、JIS A 5308が追いついていないイノベティブな製品。非構造体コンクリート(舗装コンクリート)であることからも、残コンステーションで製造された骨材の利用が進みやすい。
オコシコン 他 JIS外製品・RC40−0
オワコン同様オコシコン(ポーラスコンクリート)も採用が容易な分野だ。イワモル用細骨材を得る際に残る1505をそのまま利用することができる。この他、既往のRC40−0や先送りモルタル用の骨材など残コンステーションで製造される骨材は余すことなく再利用される予定だ。
凡事徹底・自らやる
まずは、やってみせる。
仮説や構想の段階でよその製造・施工店さんにそれをやってもらうなんて無理。
まずは、実践を通して、自らその形を作る、それでこそ「伝える」情報発信が活きてくるんだね。
だから、オワコンも直営を始めるように、まずは自社の組織として形にする。
それを、他の生コン工場さんや施工店さんにお見せして伝えて共感させる。
そのことで経済ってのは循環を始めるんだね。
梵字徹底・自らやる。
原点回帰を2023年の抱負として皆さんに共有いたしました。
宮本さん、今年も全力で駆け抜けます。
残コンさん、残コン姐さん、そしてみなさん!
今年もよろしくお願いしますっ。
作者・宮本充也