2023/04/01
「4月から平常出荷されるジオポリマーコンクリートの試験練り第2弾」
この4月には世界初が続く。混和剤以外は全て副産物で製造されたジオポリマーコンクリートの平常出荷を控え繰り返される試験練りの様子を紹介。
ジオポリマー試験練り第2弾
本日は本年4月生コン工場から平常出荷される「ジオポリマー」の試験練り第2弾の模様をご紹介します。ご覧いただいてお分かりのように、セメントを用いないで製造するのがジオポリマーの特徴です。
試験練りで明らかにしたいポイント
試験練りに先立ち二見メンバーからポイント解説。
まず、前回試験練り(https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_1_4.html)に比べて高炉スラグ微粉末量が凡そ50kg増えているぜ(W/B55%程度)。
懸念されるのは、高炉スラグ微粉末が消費するアルカリ刺激分(※混和剤:Mapecube GEO)が現行の30リットルで足りるかどうかだな。
さらに、粉体量が50kg増えてることによる粘性や、20分静置におけるスランプドロップってところか。
懸念されるのは、高炉スラグ微粉末が消費するアルカリ刺激分(※混和剤:Mapecube GEO)が現行の30リットルで足りるかどうかだな。
さらに、粉体量が50kg増えてることによる粘性や、20分静置におけるスランプドロップってところか。
ほんとにセメントを用いないコンクリの材料
AE減水剤を溶かした上澄水はアルカリ刺激分の供給が期待されている。
SCMs(Supplimentary Cementious Materials)として配合される高炉スラグ微粉末。
RG(残コン造粒)粗骨材。
RG細骨材。RG骨材には同様にアルカリ刺激分の供給が期待されている。
ジオポリマーコンクリート専用混和剤(Mapecube GEO)の見た目は牛乳。
使用材料は以上です。お分かりのようにセメントを一切配合していません。コンクリートがカーボンニュートラル時代に敵視されている最大の理由はセメントを製造する過程で発生するCO2。つまり、こうしたコンクリートが普及することでカーボンニュートラルを建設・コンクリート産業からリードすることができるんですねっ。
フレッシュ性状
スランプ23cm。まだまだ水を切れる(単位水量を減らせる)ようだ。
結合材として高炉スラグ微粉末だけしか入ってねえから真っ白だな。東京大学野口貴文教授が提唱されている「ホワイトカーボン」はまさに見た目もホワイトである必要があるぜ。
さて、ここから20分静置するわけだが、どれくらいスランプが落ちているかが気になるな。
さて、ここから20分静置するわけだが、どれくらいスランプが落ちているかが気になるな。
20分静置後のスランプ
スランプ22cm(1cmドロップ)。
こ、これは凄まじいですね。一般にジオポリマーは凝結が早くハンドリングに難があるとされてきましたが、たった1cmしかドロップしないということは生コンよりもハンドリングが良好ということを示しています。。
JIS外品として平常出荷を開始します(4/1)
残コンさん、残コン姐さん。エイプリルフールにこんなこと言うとシャレっぽくなるからあんまり言いたくないんだけど、「当社では4月よりジオポリマーコンクリートをJIS外品として平常出荷始めます」ってことなんです汗。嘘じゃないんだよ、ほんとのほんとだよっ。だって、すでに高炉スラグ微粉末もバラ車で購入してサイロに貯蔵されてるし。。
これ、地味に「地球上で初」なんだけど、なんとこの4月には他にも「地球上で初のコンクリート」が製造・出荷される予定なんだ。まだ、確認してないから公表できないんだけどね。
昨日つくづく実感したんだけど、建設・コンクリート産業の未来予想がこの4月に静岡県東部エリアで発生するんだ。これがほんとの恐ロシアってことなのかもしれないね。ちょっと嬉しすぎてテンションがおかしくなっているコンクリートメンヘラおじさんこと宮本さんなのであります。
というわけで、オワッコーン‼︎
これ、地味に「地球上で初」なんだけど、なんとこの4月には他にも「地球上で初のコンクリート」が製造・出荷される予定なんだ。まだ、確認してないから公表できないんだけどね。
昨日つくづく実感したんだけど、建設・コンクリート産業の未来予想がこの4月に静岡県東部エリアで発生するんだ。これがほんとの恐ロシアってことなのかもしれないね。ちょっと嬉しすぎてテンションがおかしくなっているコンクリートメンヘラおじさんこと宮本さんなのであります。
というわけで、オワッコーン‼︎
ぉ。おわ??
ちなみに、混和剤以外は全て副産物(あるいは廃棄される可能性のある原材料)ですので、完全資源循環を実現もしています。これからの建設・コンクリート産業はきっとこんな形になるんでしょうね。
ちなみに、混和剤以外は全て副産物(あるいは廃棄される可能性のある原材料)ですので、完全資源循環を実現もしています。これからの建設・コンクリート産業はきっとこんな形になるんでしょうね。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎
作者・宮本充也