2023/03/30
【世界初】「生コン工場で製造されるジオポリマーコンクリートの打設が本年4月に決まりました」
RG骨材(残コン:Returned-concrete、を造粒:Granulatedした骨材)100%、セメント0kgで作った生コンクリートの第1号案件が4月伊豆の国市内で決定した。「生コン工場が出荷するRG骨材100%配合の造粒ジオポリマーコンクリートの可能性」
期待される出口「エバンガビオン」
「エバンガビオン」と名付けられた本製品はさまざまな用途が期待されている。
本日は昨日不意に決まりました「生コン工場で製造されるジオポリマーコンクリートの打設が本年4月に決まりました」を記念して改めて「ジオポリマー」「残コン」「ポーラスコンクリート」を考察するblgをご紹介します。写真は「エバンガビオン」と名付けられたコンクリート製品です。「骨材100%をRG骨材にしてみよう」(写真)、さらには「セメントを使わないで作ってみよう」(ジオポリマー)などなど、多様な技術開発が活況を呈しています。
想定される出口
中央分離帯のプレキャストガードフェンス。https://product.kcon.co.jp/results/a0d10000004ic6maas/
フェンスの基礎や擁壁。https://vertexgrp.co.jp/products/hs-wall/
あたいらはプレキャストコンクリート(写真)についちゃあ門外漢だからPCメーカーや生コン組合とコラボすれば新製品の爆誕を期待することもワンチャンできそうだな。
RG骨材(アルカリ供給)製造は残コンステーション
残コンステーション(動画)では残コンを造粒させRG原石を作ります。それからヤードで分級して骨材となります。なお、元々生コンだったそれは強塩基性を呈するため、ジオポリマーコンクリートのアルカリ供給源(強度促進)としても期待されています。
PCメーカー構内に残コンステーションを実装し、近隣の生コン工場から残コンを仕入れることで、安価なRG骨材を得ることができそうです。
PCメーカー構内に残コンステーションを実装し、近隣の生コン工場から残コンを仕入れることで、安価なRG骨材を得ることができそうです。
セメントを用いないコンクリート製品
セメントを用いずに製造されたコンクリートの一週強度結果。https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/_1_4.html
並行して進展している「ジオポリマー」の技術を実装すれば、「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」「呼吸・新陳代謝するコンクリート」が完成だぜっ。
生コン工場が出荷するジオポリマー
これまでジオポリマーコンクリートは生コン製造所では製造不可能とされてきた。そのジオポリマーコンクリートは伊豆中央コンクリート(生コンポータルが経営参加する生コン製造所)において4月より生産が開始される。https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2016/1239842_27712.html
残コンさん、残コン姐さん。このところ「残コン」「ポーラスコンクリート」といった僕のライフワークと「ジオポリマー」の掛け合わせのことばかりを考え過ぎてちょっぴりというよりも大幅にメンヘラ気味の宮本さんですっ。
「生コン工場で製造できてナンボ」
僕は多くの研究者や技術者にこの言葉をお伝えしたいと常々思ってます。ていうか、お伝えしています。普通に考えて新製品を開発したエンジニアはまず製造部門の部門長と協議するだろ?それが実際製造できるかどうかってね。でも、現在の建設・コンクリート産業はその製造部門(生コン産業)を無視して技術開発してそれをPRしようとしているんだ。もちろん、日経xtとかでチヤホヤされれば業界内で知られるようになるし、当の本人たちは気持ちがいいだろうね。世間の景色は一向に変わらなくても彼や彼女にとっては構うこたぁねえってことさ。
お題目としてのSDGsだの脱炭素ではなく、ガチでイノベーションを起こすためには研究所を離れて現場に赴くことだね。
4月から当社ら(伊豆中央コンクリート ※静岡県東部生コンクリート販売協同組合加盟)ではそんなジオポリマーの生産を開始します。主に、舗装コンクリートとして、実際に「世界の景色を変えていく」ことになります。第1号案件も決まってるんだ。
業界内のつまらない評判に一喜一憂してないで現場でガチのモノづくりをしようぜっ。せっかくの人生を棒にふっちゃうよ!
というわけで、オワッコーン‼︎
「生コン工場で製造できてナンボ」
僕は多くの研究者や技術者にこの言葉をお伝えしたいと常々思ってます。ていうか、お伝えしています。普通に考えて新製品を開発したエンジニアはまず製造部門の部門長と協議するだろ?それが実際製造できるかどうかってね。でも、現在の建設・コンクリート産業はその製造部門(生コン産業)を無視して技術開発してそれをPRしようとしているんだ。もちろん、日経xtとかでチヤホヤされれば業界内で知られるようになるし、当の本人たちは気持ちがいいだろうね。世間の景色は一向に変わらなくても彼や彼女にとっては構うこたぁねえってことさ。
お題目としてのSDGsだの脱炭素ではなく、ガチでイノベーションを起こすためには研究所を離れて現場に赴くことだね。
4月から当社ら(伊豆中央コンクリート ※静岡県東部生コンクリート販売協同組合加盟)ではそんなジオポリマーの生産を開始します。主に、舗装コンクリートとして、実際に「世界の景色を変えていく」ことになります。第1号案件も決まってるんだ。
業界内のつまらない評判に一喜一憂してないで現場でガチのモノづくりをしようぜっ。せっかくの人生を棒にふっちゃうよ!
というわけで、オワッコーン‼︎
ぉ、おわ??
ニュースでは見たり聞いたりしたことあるけど実際見たことない、そんな技術って結構あります。今、建設コンクリート産業に求められていることは具体的な実践なんですね。製造(Factory)と研究開発(Lab)の両輪がきちんと機能することが求められます。
ニュースでは見たり聞いたりしたことあるけど実際見たことない、そんな技術って結構あります。今、建設コンクリート産業に求められていることは具体的な実践なんですね。製造(Factory)と研究開発(Lab)の両輪がきちんと機能することが求められます。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎
作者・宮本充也