2022/04/18
《雑草革命》「防草・透水コンクリ舗装 "オワコン" 1号・2号 発信!」 #2
残コンがない時にも出荷対応しなくちゃならないってことで生み出されたプロダクト「防草・透水コンクリ舗装 "オワコン" 2号」の試験練りが行われた。生コンポータルが誇る技術陣の腕の見せ所である。
今回も、オワコンがどのようにテスト開発されているのかを紹介していこう。
造粒ポーラスコンクリート オワコン
まず先に、今回主役のオワコンがどのようなコンクリートなのかを紹介しておきたいと思う。
透水コンクリ舗装の造粒ポーラスコンクリート オワコン、一言で説明するなら水を透す(とおす)ことができるコンクリートだ。
ポーラス構造を採用するため内部に無数の隙間(空隙)をもっており、その隙間を空気や水分が自由に通る。
地面の上にオワコンを舗装することで、ぬかるみや水たまりが発生せず、雑草も生えてこないようにすることが可能だ。
この水を透すオワコン、これだけが革命的な意味を持つコンクリートではない。
施工が非常に簡素化され、従来の生コンクリートに比べると簡単に施工ができてしまう。
その施工手順は、敷設→均し→仕上げ、個体に近いオワコンを現場に降ろし、トンボやレーキで均し、タンパーや踏み固めることで仕上げることができる。
生コン施工経験者にしかわからないブリーディングの待ちや職人技のコテ仕上げも必要ないのだ。
この施工のしやすさとぬかるみ防草対策の効果の強さから、防草シート・固まる土・砂利などのプロダクトに取って代わる存在として誕生したのがオワコンだ。
では、オワコンがどのように開発テストされてきたのかを紹介していこう。
あらゆる防草系プロダクトを "オワコン" に
いよいよ生コンポータルが動く。
エクステリア業界に激震を走らせよう。
普段そんなことを考えて仕事してない。
でも、そうなっちゃうのだ。
「あとだしじゃんけんワークス」もそうだ。
「庭コン」だってそうかもしれない。
これまで情報格差に埋もれ苦しんできた消費者や施工業者をインターネットで繋げて紹介料をかすめるみたいなセコい商売を結果的にオワコンにさせるサービスに発展する可能性を秘めている。
いや、可能性で終わらせてはいかん。
きちんとセコい商売はオワコンにしてやらんと、消費者や施工・製造ものづくりのラストワンマイルが浮かばれない。
だから、がんばらねばならない。
閑話休題。
で、防草・透水コンクリ舗装 "オワコン" 2号の開発についてだ。
⚫︎参考記事: 《雑草革命》「防草・透水コンクリ舗装 "オワコン" 1号・2号 発信!」 #1
こちらも、「けったいな石油製品(防草シート)で地面を覆い、その上に砕石を撒いてさも"水たまりもありませんし草も生えてきません" みたいなセコいプロダクト」を絶滅させねばならない。
防草シートをオワコンに!
固まる土、固まる砂、真砂土舗装をオワコンに!
(ここまで書くとパートナー陽光物産の石井社長の怒号が聞こえてきそうだが笑)
そんなノリから開発が始まっている防草・透水コンクリ舗装 "オワコン" の1号は完成したので、今度は2号を開発すべく、生コンポータルが誇る技術陣の手によりテストバッチが行われた。
こちら、残コン由来の再生骨材。
もともとは工場に戻ってくる通称残コンに高分子(Re-con ZERO)を添加して製造されている。
(今気づいたが、この動画、そこそこバズってる汗)
この骨材を主原料とするプロダクト。
防草・透水コンクリ舗装 "オワコン"
セメント、ちょっとだけまぶします。
水、ちょっとだけ添加します。
それを生コン車のドラムに投入、そこに、高分子+α(Y弾、陽光物産製造)を手投入。
高速攪拌2分で出来上がり。
その仮説を以下の通りテストバッチで再現し、試験施工までを行った。
水気を帯びた材料(オワコン)は写真でもきちんと団粒化しているのがわかる。
つまり、ポーラス、水を通す状態になっている。
ここで、池上さんからの現場の気づき。
「生コンと違ってネコ(一輪車のこと)が汚れなくて良いですね」
確かに、いい!
生コンだと後で洗うのめんどくさいもんね!!
すごいぞ、オワコン!!
施工After。
接写でもわかるように、きちんと水を通すための空隙(ポーラス構造)が保持されている。
真砂土や固まる土、砂と同様これを3cmでも庭に撒いて仕上げておけば十分防草・透水の役割は果たせるだろう。
防草・透水コンクリ舗装 "オワコン" いとも簡単にでけた!
できました、ごめんなさい。
防草シート、固まる土・砂など、これまでのプロダクトの皆さん、ごめんなさい。
これからは透水コンクリ舗装の造粒ポーラスコンクリート オワコンが主役となります。
だって、防草シートも固まる土も途中から草生えてきますよね。
しかも、すぐにボロボロになったり、砕石が散らかったりして面倒くさかったりするじゃないですか。
効果もイマイチじゃないですか。
オワコンならコンクリートなので、ボロボロになることも散らかることも、途中から草が生えてくることも、ぬかるむこともありません!
いやはや、気持ちが良いくらい、簡単にできてしまった。
あとは、売るだけだ。
さて、しつこくブログ書いたりあれこれやろう。
そういうの、僕得意なので。
生コンポータルが誇る技術陣と陽光物産がコラボで生み出したこのモンスタープロダクト。
「防草・透水コンクリ舗装 "オワコン"」
いよいよリリース。
宮本充也