2022/01/22
「生コン工場必携のアクセサリ?! Re-con ZEROシリーズの紹介」MAPEI
イタリアミラノの多国籍企業MAPEIと共に歩んで12年が経過している。その過程で、Re-con ZERO シリーズは進化した。残コンという独特のテーマを扱ったその歩みは常に生コン工場に寄り添うものだった。Re-con ZERO シリーズのご紹介。
Re-con ZEROシリーズ
All the Rcz Line in stock
Pump
Evo
Maxi
Booster
Cleaner
...Spray, I forgot
今回僕自身も初めてラインナップが勢揃いした様子を目撃したため良い機会なので改めて一々について説明し紹介したいと思う。
Re-con ZERO EVO
もう、元祖と言っていいかもしれないが、rczシリーズが生まれた端緒となったのがこちら。
水溶性の袋に封入された高分子・急結材は当初生コン車のドラムの中に直接投入されることを前提に開発された。
⚫︎参考記事: 「残コン改質剤《Re-con ZERO EVO》の生コン車ドラム内使用マニュアル」
そこから、よりハンドリングを求めて残コンステーションが開発され、実装する生コン工場も各地にある。
さらに、こちらのEVOは最近造粒ポーラスコンクリートのキーマテリアル(Y弾の原料)として利用されるようになった。
Re-con ZERO Maxi
残コンステーションの実装に伴い、「あれ?袋に入ってる必要ないんじゃね?」という声が噴出笑い。
そして、登場したのが、バラタイプのRe-con ZERO EVO。
水溶性の袋で小分けされていないことや封入のための作業や材料費がカットされる分お値段もお得となっている。
Re-con ZERO PUMP
そしてこちら不幸な生い立ちをもつRe-con ZERO PUMPは当初全国コンクリート圧送団体連合会や川端工業(福井)らの求めにより担がれた形となってMAPEIと当社で開発に協力したのにもかかわらず、その後内輪揉めで梯子を外されて宙ぶらりんとなったプロダクトだ。
⚫︎参考記事: 「イタリアからすごいのが来た! pt.1」 全圧連・MAPEI・残コン・ポンプ
その不幸なプロダクトに白馬の王子様が現れた。
そう。
ビッグボスPUMP MAN小澤社長だ。
彼の手により本プロダクトは「日本で馴染まれるように」と残コンキラーと命名された。
老舗やブハラにも見出され、いよいよ本物の行進が始まろうとしている。
⚫︎参考記事: 「老舗《ヤブハラ》が参戦?!いよいよ温まる残コン市場の役者が揃う」PUMP MAN・残コンキラー
Re-con ZERO SPRAY
そして、これ。
あっという間にバズると当初思っていたのだったが、そうは問屋はおろしてくれない。
何事も世間様ってのは簡単には思う通りにいかない。
「荷下ろし前後、さっと吹くだけ。ホッパーやブレードの飛沫硬化が抑制されるため、荷下ろし後の洗浄が不要となる」
これだけでも使わない手はないような気がするのだが、現実はそうはなっていない。
まだまだ修行が必要なようだ。
頑張ろう、みんな。
Re-con ZERO BOOSTER
こちらは中身を言っちゃえばPart Aだ。
Re-con ZERO EVOはPart AとPart Bで構成されている。
Part Aは高分子で、残コンや生コンを強制脱水を促す作用を担う。
だから、Aをもっとたくさん入れればもっとその効果が上がる、Boostするってこういうわけだ。
必要に応じて使おう。
Re-con ZERO CLEANER
生コン界隈を騒然とさせている世紀のプロダクトがこれ。
Re-con ZERO CLNだっ。
⚫︎参考記事: 「脅威の洗浄力?!《Re-con ZERO CLEANER》いよいよ日本市場に降臨」MAPEI
100〜200mlを生コン車に設置されている水タンクに入れるだけ。
それまでドライテックやオワコン、あるいは特殊コンクリート(富配合)の荷下ろし後に苦しんでいた洗浄作業が魔法のようになくなってしまう。
「へ?こんなに綺麗に落ちちゃうの?」
驚きの声多数。
市場からのあまりに熱々のリアクションにMAPEIが追いついて来れてないくらいだ。
だから、今はまだ、販売できてない。
近い生コン屋さんで興味持ってくれてるところにだけ無料でお配りしている。
シャブを配ってる気分だ(配ったことはもちろんありません)。
もう、しゃぶなんてしないなんて、言わないよ絶対なのである。
というわけで、堂々の揃い踏みとなった。
Re-con ZEROシリーズ。
こうして振り返ってみるといろんな人と出会って、いろんな人に騙され、いろんな人から助けられた。
最近ではビッグボスPUMP MANの小澤さんとの協業がでかい。
なんだか、人脈って知らないうちに形成されているものだけれど、企むことってできないなあって思う。
川の流れにコロコロと石が転がされるかのようにいつしかそれなりの場所にいて、周りにもいつしか似たような石ころが転がっている、そんな感じだろうか。
だから、大切なのは、意志の力ではなく、その時その場所で一体自分に何が求められているかをひたすら考えること
そして、自分自身の内側の魂のささやきのようなものに耳を澄ませること。
そんなことなのだと思う。
今日も川越でスリリングな実験に立ち会っている。
ほんと、今やっていることが、今後の生コン業界・産業を規定するのだと思う。
Re-con ZEROシリーズの紹介をしていたら、なんだかそんな気持ちになった。
宮本充也