2022/03/19
#JISを変えよう 「万博に使用する生コンクリートの種類を少なくしよう」船尾サンコン
LINEグループ「残コンさんいらっしゃい!」の交流が爆発している。中身を全てお見せするわけにはもちろん行かないが、本当にJISを変えてしまえそうなメンバーによる残コン・生コンロスに関する闊達な議論。例えば、「万博に使用する生コンクリートの種類を少なくしよう」。あなたが当事者として参加することを誰も止める権利はない。
残コンラーメン食べてみた?!
目が覚めると昨晩から今朝にかけて無数の意見交換がなされていた。
それこそ、読みきれないくらいだ。
以下、現在21名が参加する「残コンさんいらっしゃい!」グループLINEの一部を抜粋したい。
「水の次に流通する材料」なのに、一般の方はコンクリートが何で構成されているか、知らない方が大半です。
以前知人(全く別業界)にコンクリートの活用方法について議論した際に「コンクリートは食べれるんですか?」と聞かれたことがあります。
さすがに食べれはしないと思いますが、そういった突拍子もない発想からブレイクスルーが生まれるのかも知れません
それこそ、炭酸カルシウムは食品添加用に用いられてますもんね!
xxさん、もし僕が上澄水由来のラーメンを作って完食したら記事にしてくれますか?w
確約はできませんが、コンクリートの未来のためならばwww
張り切って完食します!!
丸印でプロットされている方々(武田先生も)が参加するLINEグループでのやり取りだということを強調したい。
野口貴文先生のお名前も見える。
坂田昇さんも、その他のいわゆる「お歴々」もばんばん発言する。
若手女性陣だってそんな方々を向こうに回してガンガン意見表明されている。
あれ?
建設・コンクリート業界ってこんなんだったっけ?
僕の率直な感想だ。
遊びこそとことん真剣に!
建築 or 土木 と二元論で語ることなく、舗装、さらには最近見つけた市場ですが、防草など、コンクリートが活躍しうるフィールドはまだまだあるように感じてます。
土木・建築で発生した残コンを土木建築だけに循環させようとするのではないありかたも模索できればと僕はこのプロジェクトに期待しています。
「水の次に流通する材料」と言われるコンクリート視点で考えると、もしかしたら僕たちの今の視点は狭すぎるのかもしれません。
さまざまな立場が交錯するこうしたシームレスな議論を土台に理想的なコンクリート産業が自然に生成されていくのだと思うと興奮がおさまりません。
真面目な話、僕はこのプロジェクトの進展に興奮を覚えている。
そして、だからこそ、全力でふざけたい、関西風に言えばゴンタくれたいと思ってる。
パッと思いついたことだが、スラッジ回収水の上澄水は飽和水酸化カルシウム溶液となる。
で、エコタンカルなど既に知られている方法論を参考に何らかの方法で大気中(流石に排ガスとかだと他の成分が入ってそうで怖いから嫌だ笑)のCO2と反応させる。
すると、結晶化するそれこそが、炭酸カルシウムだ。
炭酸カルシウムは食品添加物として使用が認められています。 主な用途はカルシウム強化、食感改良です。 炭酸カルシウムの特徴は、カルシウム含有量が40%と高いため添加量が少量で済むこと、不溶性のため味や風味への影響が少ないという点が挙げられます。
(出典: 食品添加物|研究領域|研究・開発|白石のチカラ - 白石カルシウム)
じゃあ、食べようじゃあないか。
たった、それだけの話だ笑。
想定されるアウトプット・成果物は、ない。
全く、意味がない。
ただ、普段作っている生コンクリートの副産物でできたラーメンとかパンを食べるってやってみたい。
ただ、それだけである。
中途半端はダメ。
遊びとか冗談とかは中途半端だとサムい。
全力でやるから、思いっきり滑るか、あるいはめちゃくちゃ笑いを取れる。
僕の笑いに関しての哲学だ(?)。
舞台は大阪万博。
笑いの街。
多分、これ、相当間違った方向への暴走と受け止められるかもしれないが、やってみたいからやる。
配合・生コンを万博に携わるゼネコン間でシームレスにシェア
閑話休題。
上記のLINEグループは冗談ばっかり喋ってるわけじゃあない。
僕は寝てて出来なかったが、リストにある各位らにより闊達な意見交換がなされていた。
「万博に使用する生コンクリートの種類の数を少なくしよう」
件の 坂田昇 × 野口貴文 会談で示された「JISを変えよう」をここ万博でやっちゃえ!というのが座長・船尾サンコンの野望だ。
また、「ECMコンクリートの日」という設定も面白いという意見もあった。
発注機関、建コン、設計、アカデミア、生コン、メーカー、その他異業種。
元々壁と階層で分断されてきた全ての登場人物がシームレスにつながり合う。
その実践として、生コンロスのシェア(万博の例えば竹中の現場で発生した残コンを、大林の現場で打設中の生コンに持ち込んじゃう)みたいな話が浮上した。
「出来ない」
誰もがそう思うだろう。
「(残コンの発生を動体管理することでそれを)足りないところに持っていくの?」と言われました。咄嗟に、「構造物ごとに生コンの配合が違うので、それはできないと思いますが」と言ってしまったのですが、分野外の人から見るとそれが普通の感覚なのかもしれません。
その仕組みを作るためにも仕様作成の段階から調整が必要になるでしょうから、日建設計の方に入っていただけているのはとても強いのかなと思います。「こういうもん」を取っ払えるいい機会ですね
(LINEグループから抜粋)
「こういうもん」を取っ払えるいい機会ですね。
禿同である。
さて、こちらをお読みになられているあなたへ。
僕も、遠慮しながら、こうやってブログにして発信するの疲れるんだよね。
それよりも、もっと夢中になって、用意された舞台で踊り狂いたい。
だから、遠巻きに推移を見守るのやめたらどうだろう。
こちらの記事をご覧になってる人はきっとコンクリート産業に課題意識を持っておられる方のはずだ。
ならば、この舞台に登っちゃえ。
誰もこのプロジェクトであなたの参加を拒む人はいない。
遠巻きで、僕たちの耳に届かないようなところで、あれこれ意見を言ってたって聞こえないよ。
当事者なら、飛び込もう。
#JISを変えよう
というわけで、僕は、とりあえず、残コン由来のラーメンを完食しますww
宮本充也