2022/05/07
#JISを変えよう 【全国粒状化実験】「生コン工場が欲しいもの は規格や論文連名ではなく、余計な管理を強いるJIS規格がなくなること」RRCS
現在47都道府県目標100工場(現在50工場)による同時多発実験がRRCSのリサイクル分科会主導で展開されている。ここで忘れてはならないこと。僕たち生コンラストワンマイルが欲しいもの。それは、JIS規格を作ることや論文に連名することではなく、余計な管理を強いるJIS A 5308がなくなること。
粒状化実験展開中 @LINE
(写真は関係者らによるLINEチャットグループでのやり取りのスクショ)
⚫︎参考記事: #JISを変えよう 「規格は絶対にシンプルな方がいい!!現場に寄り添った規格を作るプロジェクト」粒状骨材全国試験
今、RRCSのリサイクル分科会(主査・明治大学 小山明男教授/副・安藤ハザマ 白岩誠史)主導の全国同時多発実験が展開されている。
#JISを変えよう
御旗の下に、生コンラストワンマイルの技術者らが多数参画している。
数百人規模に膨れ上がる予定だ。
今、明らかに、生コン産業で「異変」が起きようとしている。
集まれ! #JISを変えよう 生コン工場が参加する意義
そもそも、このムーブメントはここから始まっていると言ってもいい。
「宮本くん、JISを変えよう」
僕はそのように言われていると信じきっている。
JISは変わるべきだ。
そして、白岩さんと全国各地の生コン工場を訪ね歩いていて深く気づいたことがある。
生コン工場は何を求めているのか?
そんな問いだ。
僕たちは論文に連名される名誉や、JIS規格の編纂に携わったことを自慢する、アワードで賞を獲得する、そんなことが欲しいのではない。
普段から苦しめられているJIS A 5038の要求する無闇に膨大な要求事項をなんとかしたい。
#JISを変えよう
JISを変えたい。
ただ、それだけだ。
だから、僕たちは現場の声をきちんとJISに届けなければならない。
僕たちは決して残コンを粒状化させた生コンを規格に載せたいからやってるわけじゃあない。
そんな規格を作ることで余計な管理事項が増えそれだけ手間が増えたら本末転倒。
回収骨材に関する規格や、再生骨材コンクリートに関する規格に、果たして生コンラストワンマイルの意見は届いていただろうか。
そして、それら完成した規格は生コン工場に愛され運用されている規格となり世界の景色を変えているだろうか。
この問いが大切なのだ。
逆に、ない方がマシ、みたいなことにならないように
まずは、現場・現実・現物を適正に認知すること。
僕たちは粒状骨材で「いい生コン」を作りたいって思ってない。
「残コン問題をなんとかしたい」
それが目的であって、その手段として、生コンラストワンマイルに無理を強いない、手間をさせない運用方法のあり方をトレースする。
そのあり方で保全されうる性能をきちんと把握する。
その上で、特定の範囲(低強度域とか、非構造物とか)に適応可能であることを示す。
それだけで十分。
そして、最終最後はJIS A 5308本丸に規定する。
そのことで、生コン工場発の規格が生コン工場を癒す。
現場に寄り添った規格が出来上がる。
よってもって、世界の景色が具体的に変わり始める。
さて、来週からもパートナー白岩さんとの旅は続く。
日曜日の夜入りで大阪兵庫広域工業組合を訪ね、そのまま岐阜県美濃市のライン生コン、一旦戻ってから今度はGI基金やRRCS関係者らとの会合に東京を訪ね、翌日からは仙台や神戸からの来客を静岡で迎える。
まさに、全国同時多発のうねりだ。
#JISを変えよう
このこと自体に異論を唱える生コンラストワンマイルはいないはず。
そして、大切なことは、「なんのためにJISを変えるのか」という問い。
RRCSには船尾サンコンという頼れる生コン技術者もいる。
実態をベースとしたきちんとした全国粒状化実験が期待される。
僕たちの現場の声をきちんと届けよう。
今やそれができる時代になっているのだから。
宮本充也