長岡生コンクリート

2022/03/30

#JISを変えよう 「残コン【押しつけ】から【お躾(しつけ)】へ!万博残コンステーションが施工・圧送・製造の関係性を正す」

#JISを変えよう 「残コン【押しつけ】から【お躾(しつけ)】へ!万博残コンステーションが施工・圧送・製造の関係性を正す」

 #JISを変えよう ムーブメントが巻き起こっている。坂田昇・野口貴文対談の付託を受ける形で全国生コンラストワンマイルの活躍が活性化している。大阪万博2025 Before Afterで変化する残コンをめぐる施工・圧送・製造の関係性。



残コン万博でお躾

⚫︎参考記事: #JISを変えよう 「規格は絶対にシンプルな方がいい!!現場に寄り添った規格を作るプロジェクト」粒状骨材全国試験

⚫︎参考記事:

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各地で残コン粒状化(再生・リサイクル)実験が展開されている。

これまで埋もれてきたあらゆるソリューションに光を当てる。

見出す。

それらを(仮)残コンステーションに統合する。

RRCSらで組織されているプロジェクト「残コンさんいらっしゃい!」の座長・船尾サンコンは大阪兵庫生コンのエース。

大阪万博2025に残コンステーションを実装する。

ゼネコン各社が入り乱れて建設が始まる大阪万博のコンクリートは全量大阪兵庫工業組合の傘下にある生コン工場より製造・出荷される。

そして、サンコンは号令を下す。


「万博建設では先送りモルタルは製造・出荷しません」

「発生した万博建設現場での残コンは持ち帰りません」


これができちゃうのが、泣く子も黙る大阪兵庫工業組合の強みなのだ。

いわば、この気に乗じて「押し付けられてきた残コンに関して、本来あるべき施工・圧送・製造の関係性を正す、躾る」を実践する。

施工・圧送・製造が互いにギスギスした関係性で弱いところに押し付けられてきた残コン。

互いに対等に、残コンに関して応分に負担する。

循環を産む。

捨てない。

押し付けない。



子供の頃学校の先生から「躾(しつけ)」の語源について教わった。

身を美しくする。

美しい姿にするのが、躾。

大阪万博で先送りモルタルが一切利用できないということになれば、半分強制的に先行材(モルタル0.5m3の代替になる製品)の利用が促される。

⚫︎参考記事: 《1000円》「へ?! 先行材がそんなに安いの?! 生コン屋さんの【エコスルプラス】は《数百円》の戦いに挑んでいます」PUMP MAN

無感動に、先送りモルタルを使わない。

思考停止を打破する。

躾る。

また、余った残コンはこれまで当たり前のように圧送会社や生コン会社が持ち帰ってくれた、処理してくれてきた。

それを全て大阪万博建設では撤廃する。

持ち帰らない。

大阪万博に参画する生コン工場全てが拒否る。

「残コンステーションにお持ちください」

万博建設現場に設置予定の残コンステーションで全量受け入れる。

それらは冒頭技術他により再生化される。

ブロックになったり、粒状骨材になったり、あるいはそのまま他の現場のステコンとしてオンタイムで再利用されたり。

残コンステーションがハブとなる。

建設に関わるすべてのゼネコンの共有資産として残コンが見出される。

無駄なく、循環させる。

躾る。



ひとたび形成された業界慣習に変化を起こすのは結構大変。

だから、これまで通り、前例を踏襲してしまう。

先送りモルタルも、残コンの持ち帰りも、何もかも。

世界が注目する大阪万博。

オール日本生コンが変わる最後のチャンスだ。

大阪万博で新しい施工・圧送・製造の関係性が構築される。

以降、それは日本だけでなく、世界の標準として認知される。

循環するコンクリート。

#JISを変えよう

活炭素コンクリート。

総論も各論も残コンゼロに賛同する。

至近コンクリートテクノから発刊される残コンに関する記事は必読だ。

時代が変わる。

#JISを変えよう

新しい循環型建設・コンクリート産業の幕開けは近い。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

危険物取扱責任者(乙4)/1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士