2022/02/10
【JISを変えよう】「有志らによる《大阪万博・残コンZEROプロジェクト》発足」
リーダーは大阪兵庫生コンのエース船尾。先般採択されたNEDO(グリーン・イノベーション基金)関連企業やRRCS(生コン残コンソリューション技術研究会)らにより発足する「大阪万博・残コンZEROプロジェクト」は一体どんな未来を描くのか?
新しい生コンを描く具体的なプラットフォーム
コンクリートの将来はこうあるべきだ! | ついに実現!鹿島建設の坂田氏との熱烈対談
建設業界の雄とトップアカデミアが語る
「コンクリートの将来はこうあるべきだ!」
予告編から大反響を呼んでいる対談の本編がついに配信開始。
スーパーゼネコンの鹿島建設から坂田氏を迎え、
コンクリート業界の実情やこれからのコンクリートの在り方を
議論しており、業界のトップランナー2名による
永久保存版のスペシャル回。
00:00 オープニング
01:54 坂田氏の背景、ダムの現場経験から見えたこと
04:14 スランプのばらつきと強度は関係ない?
09:13 JISはもっとシンプルにすべきでは?
14:40 水よりも安い生コンの価格は適正価格なのか
18:51 これから望まれるコンクリートとは
28:42 残コン問題解決の秘策は?
31:57 これからのコンクリートの役目
38:08 エンディング
対談者
鹿島建設株式会社 執行役員 坂田昇様
RRCS概要はこちら
https://rrcs-association.or.jp/
ある意味「治外法権」大阪万博を利用しない手はない?!
昨日、RRCS事務局の声掛けによって大阪兵庫工業組合の船尾さん、カーボンプールコンクリートの幹事会社安藤ハザマから白岩さん(いい人)、そして僕とで意見交換がなされた。
あらかじめ、RRCS代表理事野口先生(東京大学大学院教授)の付託を得ているミーティングだ。
「大阪万博2025で残コンゼロをぶち上げよう」
スローガンは単純明快である。
その御旗の下に、生コン・ゼネコン・発注機関・関連団体(もちろんZENNAMAにも声がかかる)から30〜40代の技術者らが集う。
具体的に「残コンゼロ」を達成できる頭脳と才能を持った人々だ。
あまり知識はないが、大阪万博とか東京オリンピックで供せられる施設は開催後に撤去される。
ある意味ではJIS規格やらJASSやらの規格の鎖に制約され憎いいわば「治外法権」の領域ということはこれまでにも聞いたことがある。
つまり、自由度の高いものづくりがやりやすい、ということだ。
何も「残コンだけ」を占う場所ではない。
冒頭のバズっている動画をご覧いただければ一目瞭然。
JISを変えよう。
誰もが思ってること。
生コン屋風情だとちょっと口に出しづらい。
そこを軽妙なトーンでズバズバと議論し合っている動画は業界の耳目をかなり集めた。
「JISを変えよう」
でも、具体的に何から始めたらいいのか。
そこで、生コン関係者なら誰も否定できない「残コンゼロ」を「万博」で達成し、世の中にその有用性を示すことによって、JISに圧をかける。
そんな感じか。
今後、RRCS事務局、そして船尾さん、白岩さん、宮本で手分けしていろんな方々にお声がかかる。
「おいどんも混ぜてくれ!」
「あたいも参加したいわ!」
そんな生コン技術者がいたら大大大歓迎。
一番良くないのは、何もしないくせに愚痴ってる姿勢。
以下に、上記動画についていたコメントと僕からの返事を引用(晒し)したい。
Miz Yuu
10 日前(編集済み)
コンクリート屋にいます。
もっとJISシンプルにしてくれないか?
スランプコーンの持ち上げ方で
かわるし、形なぞ、関係ない!
ごちゃごちゃうるさい業界でイライラします。
とにかくシンプルな規格、
試験にしてほしい。
東大が関係してたとは。
JISも読みにくいし、なんとかしてほしい。
強度試験も数字を操作して、でたようにしているし、
立ち会いの写真は遡って撮りに来るし、真面目に働ける業界なのかと疑問が多い。
生コンポータル
1 秒前
あなたも関係者なんだから愚痴ってばかりでなく参画しようぜ。誰もそれを止める権利はないのだから。
インターネットの時代、顔と名前を秘匿して不特定多数が閲覧している空間で言いたい放題のちっぽけさんは少なくない。
そして、こうして永遠に記録として残されるわけだ。
仮に、YouTubeで自分のコメントを消去してもね。
お前こそ、ごちゃごちゃ言ってねえで、参加しろ。
踊れ。
そのための舞台「大阪万博・残コンZEROプロジェクト」をお兄さんたちが用意してやったんだ。
YouTubeのコメ欄に無責任な主義主張を書いてる暇があったら転職するかちゃんと働け。
我が国のコンクリートをリードする2人の傑物「JISを変えよう」
そんなお二人がリードするコンソーシアムは先般NEDO(経産省管轄)のグリーンイノベーション基金(予算規模350億)にたった2グループだけ採択された。
⚫︎参考記事: 【350億】【NEDO】「GI基金《CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト採択》本当の意味について」(月刊残コン Vol.54)
あ、確か、経産省って、JISも管掌していたな。
つまり、我が国生コンクリート(JIS A 5308)をリードする二人であるということが名実共に明らかにされた。
その付託を受ける形で発足する30〜40代だけで構成される「大阪万博・残コンZEROプロジェクト」。
なるべく、お行儀の悪い、あるいはいい意味で空気を読まない、そんな人たちに参加してもらえるといいと僕は個人的に思っている。
もちろん、僕だって、このプロジェクトでガンガン踊って見せます。
ガチで、大阪万博の生コン供給では残コンゼロを達成してやる。
だって、面白いじゃん、マジで。
まじめは、うせろ。
業界慣習なんか笑い飛ばせ。
だって、僕たちには偉大なるお二人がついている。
僕たちのやんちゃが過ぎてとんでもない問題になったとしても、きっとお二人がなんとかしてくれるはずだ笑。
いよいよ残コンという鍵が新しい時代の生コンクリートの扉を開こうとしているようだ。
遊び倒そう。
宮本充也