2022/05/01
【NETISへの挑戦】「動き出す残コンゼロへの実践。誘導材《エコスルプラス》が混入した生コンの強度は一体?」PUMP MAN・安藤ハザマ
昨日(2022/04/30)PUMP MANから小澤さん、あっちゃん。安藤ハザマからはGI基金で引っ張りだこの白岩さんが当社長岡生コンクリート(生コンポータル)を訪ね楽しいエコスルプラスの試験練り大会が開催されていた。
NETISへの挑戦
⚫︎参考記事: 「エコスルプラスは安藤ハザマ・PUMP MAN・生コンポータル共同でNETIS取得に挑戦します」
手前PUMP MAN小澤さん、後方はGI基金で現在バズってる真っ最中の安藤ハザマ白岩さん。
1袋で先行モルタルと同様の生コン誘導性を有するエコスルプラスのNETIS申請への取り組みが始まっている。
なんと力強いことに、あの「アン・ドゥ・ハザマ! 88億!!」のテレビCMでもお馴染み(?)、ゼネコン安藤ハザマがNETIS申請に一肌脱いでくれることになった。
もとより同社は山岳・シールドトンネルなどで長距離圧送の経験値はスーパーGCに匹敵するほどの経験を有している。
実証する現場はいくらでもある。
そんな安藤ハザマがエコスルプラスの共同実験に全力を投じてくれることになったのだ。
誘導する生コンにエコスルプラスが混じったらどうなる?
現場でよく用いられる配合の生コンに10〜30〜50%エコスルプラスを混入させるとどうなるか?
果たして強度は落ちるのか、またはそんなに変わらないのか。
こういうのはデスクで悶々としているのではなく、さっさとやっちゃった方がいいってことでこうなった。
ノリと勢いって大事だ。
ちなみにエコスルプラスと小澤さんの髪の色が同じってことに今気づいた。
そんな演出をこっそりなさっていたとは、さすがである。
商品にかける気合いが感じられる。
【ポゾラン反応】ももももしかしたらエコスルプラス入れると強度が上がるかも?
「エコスルプラスそのまま放置してたら岩盤のようにガチガチに固まってたんすよ」
小澤さんの何気ない発言だ。
それをコンクリート技術者らは聞き逃さなかった。
そう。
エコスルプラスの主成分は二酸化ケイ素(SiO2)である。
非晶質のSiO2はポゾラン反応を呈することが知られている。
ポゾランとは火山灰に由来する言葉であり,ポゾラン反応とは,コンクリート中でガラス質物質(フライアッシュ,シリカフューム,火山灰等)がセメントの水和反応の進行とともに反応する現象を示す。ポゾラン反応 - 電力土木技術協会
つまり、強度を高める作用を持っているってことだ。
もちろん、異物が混入してした生コンクリート(筒先から数m程度)は型枠の中に投入してはならない。
JASS5様の固い掟である。
ただし、現場は何が起きるかわからない。
万万が一にもエコスルプラスが混入してしまった生コンクリートが打設されたとしても。
強度上問題ありません、というエビデンスほど安心材料はないのではないか。
一体SiO2の何が非晶質なのか調べてみた
⚫︎参考:https://www.chart.co.jp/subject/rika/scnet/25/Sc25_3.pdf
⚫︎参考:https://keiso-consumer.net/consumer-notice-3/
はい。
秒で諦めました。
難しすぎて意味がわからない汗。
やっぱ、モルで挫折することなく、その後も化学頑張っておけばよかったって、少しだけ反省しております汗。
まあ、いいや。
事実はやってみればわかること。
ワンチャンポゾラン反応(あるいはそれに近い現象)が起きたらこっちのもんだ。
理屈は後からついてくりゃそれでいい。
最強の生コン誘導材(先行材)エコスルプラスは発進しています。
急発進です。
生コンポータルからは生コン工場向けに600円/セットで卸す予定(パレット50セット単位・運賃別)。
それをどうだろ。
生コン屋さんは1000円/セット(運賃別)で小売りしたらどうだろ。
例えば、ポンプ屋さんだったら、これまでモルタル0.5m3と通したって一銭の価値にもならなかったけど、これを仕入れてゼネコンに「モルタル0.5m3の代替材を3000円でやります」みたいなことやれば儲かるじゃん。
ゼネコンにとっても1万円以下なら全然合理的だし、あるいは残コン発生のこと考えたら技術的に評価されるし資源循環だしお得だし。
僕たち生コンにとっても朝一クソ忙しい時間帯に生コン車1台奪われること無くなるからめっちゃウェルカム。
めっちゃホリデー。
この価格帯。
はっきり言ってイノベーションです。
無敵です。
さあ、寄ってらっしゃい、みてらっしゃい。
建設現場の生コン打設にいまだにモルタルとか使ってるゼネコンはダサいです。
いけてないです。
はい。
宮本充也