2022/12/09
【四国】「高流動埋戻し材《イワモル》今度は四国(香川・徳島)で製造・出荷が始まります」松尾建材
変態社長の名をほしいままにする松尾建材を率いる松尾社長と息子の松尾明英さんが毎度ながらの強行軍で生コンポータル(長岡生コンクリート)を訪ねた。四国でもいよいよ始まるイワモル旋風に続け!
四国の埋戻しは松尾のイワモルに任せろ
四国でも始まる? 高流動埋戻し材「イワモル」
残コンステーションで造粒された骨材。わざわざ四国から松尾建材松尾社長らが生コンポータルを訪ね、ご当地(徳島、香川)でのイワモル製造・出荷に備えた。
先日国土交通省の現場実証でも実装され、松尾建材さんをはじめ各地の生コン工場から期待される一押し製品です。
関連記事:【国土交通省】生コンの廃棄物等を革新的に活用した 「造粒ポーラスコンクリート」や「流動化処理土」等の現場実証【現場レポート①】
イワモルは水のような流動性を有しており、高周波バイブレーターなど生コン打設に用いられる道具が不要で空間に流し込むだけで自己充填する特徴を持つ。
にしても、毎度、すげえな松尾社長。
四国から車で来たらしいぞ。
10mmU版イワモルの試験練り
松尾建材に装備されているふるい目は10mm。これまで白石建設や生コンポータル(長岡生コンクリート)では5mmUでの製造をしてきたため、10mmU版イワモルが果たして性能を満足するかの試験練りが行われた。
所定の配合で製造されるイワモルの原材料は、砂(今回は10mm U)、セメント、水だけ。つまり、生コンプラントの貯蔵ビンに貯蔵し全自動で生コンと同じように製造できるため余計な設備投資が不要。
松尾のイワモル(10mmUバージョン)フロー245mmと適合範囲内の流動性を確認。
写真はブリーディング試験。3%以内を目標としている。さらに強度を確認した上でいよいよ四国でもイワモルの製造・出荷が始まる。
あっという間に松尾のイワモルも完成しちまったじゃねえか。
おい、宮本、これ金の匂いがすんぞ。
松尾建材や取り組みたい生コン屋からみかじめ料を頂戴したほうがいいんじゃねえか??
残コンステーション と イワモル で あっという間に新市場創造
残コンステーションでは現場から持ち戻された残コンは改質され造粒骨材として生まれ変わる。造粒骨材はイワモルの、あるいはオワコンやオコシコン、さらにはJIS外生コン(先行モルタル、シールコン、捨てコンなど各種用途)、果ては路盤材料として有効利用されることで、既往の市場ばかりか新市場を切り拓くことになる。
生コンポータルでは今後イワモルの特設サイトや製造マニュアルを整備していく予定です。
残コンをなんとかしたい、閉塞するコンクリート市場で新市場を創造したい、そんな生コン工場さんであればいつでも工場見学を受け付けてます。
ここは変に商売っけ出すよりもいいかもですね。
残コン問題を解消することで生コン産業から資源循環型社会の創造が目的ですもんね。
原価激安!イワモルで「コンクリートをもっと身近に」
打設完了後のイワモル。
最後に宮本さんからイワモルの原価について生コン工場さん向けに説明しますね。
「いいねがつかない男」「ラジオ番組の再生回数12回」の僕のことだからいったいどれだけの生コン工場関係者に読まれているか甚だ疑問だけど汗。
まず、残コンは当たり前だけど、無料だね。
ていうか、地域によっては余らせたらお金を請求している組合もあるようだから、言っちゃえばマイナス原価ってことになるね。
また、残コンステーションの運用やre-con zero EVO使用料なんかをざっくり造粒骨材のコストとして計算して仮に1,000円/tonとして、1499kg配合するから、骨材コストはイワモルの骨材は1500円ってことになるね。
あとは、セメントを50kgとするならガッツリ今値上がりしてるから仮に15,000円/tonとして750円。
あと、水だから、2,250円がイワモルの原価ってことになる。
一方、流動化処理土はおよそ売価10,000円程度で流通してるからそれに倣ったとしても売上総利益が78%だから輸送コストを考えても十分美味しい商売ってことがわかってもらえると思います。
【1m3イワモル原価】
・砂1500円
・セメント750円
空きがないってことなら既往の路盤材やら回収骨材としてなんらかの用途も生まれそうです。
再生回数12回野郎、いいねのつかない男、宮本さんだけど、毎日せっせとblg3本更新したり、毎週動画リリースしたり、SNSに鬼ハッシュタグでばら撒いたりしているのは、コンクリートをもっと身近に感じてもらいたいからなんだ。
「知られていないことは存在していないのと同じ」
とりわけ、コンクリート・建設産業はこれまで全く情報発信をして来なかったせいで、どんどんどんどん市場そのものが縮減しちゃってるよね。
でも、知ってもらえこそすれば、イワモルや オワコンのように新しい市場が生まれて僕たちの貢献しうるフィールドが広がっていくんだよ。
誰でもない僕たち自身がその努力を払う必要があるんだね。
残コンさん、残コン姐さん。
これからも残コンのPR活動よろしくお願いします!
作者・宮本充也