2022/12/13
【岡山】「ようこそ? 残コン! 造粒骨材で創る イワモル や オワコン が新たな市場を拓く」白石建設
岡山県。白石建設ではイワモル製造・出荷に向けて準備を本格化している。(地下)構造物の埋戻しには残コンからできた音もなく充填する高流動埋戻し材「イワモル」がお勧め。
製造:白石建設
造粒骨材で創るイワモルの打設
白石建設のイワモルサンプル打設
イワモルのサンプル打設開始。生コン車から滝のように流れ落ちる材料。
高流動埋戻し材「イワモル」の原材料は残コン(造粒骨材)・セメント・水だ。流動化処理土などこうした市場は主に都市部に存在する。
とにかくやると決まったら直ちに実行に移す姿勢がイノベーションを生み出すんですね。
残コンステーション と 造粒骨材
残コンステーションで製造された造粒骨材。10〜5mmのふるいで分けた砂がイワモルの原材料となる。
残コンステーションと呼ばれるプロセスで残コンの流動性は失われ造粒化し、「骨材」「混和材」としてその場で再生するため、地産地消のハブとしての役割を果たす。
並行して生コンポータル(生コン工場の創発型オープンイノベーション)では具体的な用途開発を進めています。
規格 と 製品 はいわば「両輪」ですね。
残コンステーション で製造した 骨材・混和材 各種用途
国交省でも実装された イワモル
国土交通省関東地方整備局 関東技術事務所の展示場ではイワモルの打設が行われた。今後のモニタリング・試験に供される予定だ。(https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000830502.pdf)
残コンステーション の骨材100%で製造された オワコン
オワコンは残コンステーションで製造された骨材を全量(全骨材)使用することが可能。渋谷建材など一部の生コン工場では資源循環・地産地消・低コストなオワコンの製造に成功している。
水たまりのできない新しいポーラスコンクリート「オワコン」は今瞬く間に舗装の常識を変貌させようとしています!
こうした分野の市場が広がれば、生コン屋さんみんなが困ってる残コンも解決しちゃいますね!
路盤材 として
残コンリサイクルの古典ともいって良い路盤材は残コンブロックと並んで最も最初に検討される残コンの出口だ。これまでは重機などでダンプトラックに積み込まれていたが、貯蔵ビンにストックされるようになれば正確な数量を計量することができ運用・管理共に楽になる。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ncr/18/00175/
残コンステーション(記事中はロスコンステーション)により残コンがリスクからチャンスに変貌すれば「さらば」ではなく「ようこそ」となる。
毎日毎日オワコンとオコシコンの記事ばかり書きまくっててたまには味を変えたいなって気持ちで残コンblgを書きおおせようとしている宮本さんですっ。
「コンクリートをもっと身近に」
いやはや、宮本さんとっても感慨深いんです、この「残コン」が社会的に認知されていよいよ規格化されたり国家プロジェクトが動き出したりしている現実。
22年前初めて出会った残コンはひたすら僕たちラストワンマイル(生コン工場従事者)をいじめるだけの存在だったんだから。
22年の歴史の中で生まれた残コンステーション、そして、並行して事業を営んでいたポーラスコンクリート(イワモル、オコシコン)や流動化処理土がいよいよ残コンに統合され、新たな市場を拓こうとしているんだからね。
何もかも、現場を至上とし、現場に寄り添い、そこにある「リアル」を埋もれさせることなく「伝える」ことを続けてきた結果さ。
残コンさん、残コン姐さん。
これからもPR活動よろしくおねしゃす!!
作者・宮本充也