2022/12/30
【関東】「イワモル(高流動埋戻材)いよいよ関東で快進撃が始まる!」渋谷建材
「イワモル実機練りしました。状態も良く、販売店も驚いていました。材齢3週のブロックもスコップで人力掘削を実演。皆さん、来年度の案件で売っていきたい、と興奮しておりました!」(大曽根勇太工場長共有)
製造:渋谷建材(担当:大曽根勇太、フロー:270mm、密度:1.71)
シブヤ(渋谷建材)でも始まったイワモル
シブヤのイワモル打設状況
イワモルは高流動埋戻材の1に数えられる自己充填埋戻し材。地下埋設空洞(廃止管や共同溝)や構造物の埋戻しに用いられ「作業の必要がない自動的に空間を満たし周辺地盤強度など所定の強度まで発現する」材料。
毎度宮本さんも羨ましがってますが、需要地・関東ですから流動化処理土も無限の市場があるので、すぐに広がっていきそうですね。
関東全域をシマにしちまう勢いだな。
流動化処理土 と 生コンクリート の流通 ほぼ一緒
フロー:270mm、密度:1.71。所定の性能を満足していることを確認。動画はフロー試験。
「イワモル実機練りしました。状態も良く、販売店も驚いていました。材齢3週のブロックもスコップで人力掘削を実演。皆さん、来年度の案件で売っていきたい、と興奮しておりました!」(大曽根勇太工場長共有)
自分、最近知ったんですが、関東エリアでは流動化処理土も生コンも大体似たような商流らしくて、商社の皆さんからすれば「生コン工場とのパイプを太くしたい」という心理が働くでしょうから、これ、バズりそうですね。
止められねえ、しぶやが乗ってる時には誰にも止められねえよ。
イワモル 生コン工場 にとって好都合
イワモルの原材料は残コンと呼ばれ建設現場で利用されることなく生コン工場に持ち戻されたもの。
残コンステーション(動画)で残コンは処理され、造粒骨材(写真)に改質される。
トロンメルで5mm Uにふるわれた細骨材がイワモルの原材料となる。水とセメント(BBあるいはSCMs)を加えらイワモルの完成。
それに、普段取引してる商社さんやゼネコン・工務店さんが買ってくれるってことは、イワモルを始めるにあたって特に何かが必要になることはなさそうです。
徳島・香川では松尾建材、岡山では白石建設、静岡は長岡生コンetc..。
そして、関東ではシブヤがどこよりも早く動いたってことさ。
シブヤの快進撃が見ものだな。
イワモル だけじゃない? オワコンも、オコシコンも
オワコン に 残コン100% リサイクル
造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。渋谷建材では残コン由来の骨材(1505も細骨材も)を全量リサイクルしてオワコンを製造・出荷している。
イワモル製造で余った粗骨材はオコシコン
オワコンの姉妹製品「オコシコン」は粗骨材(1505)のみを用いて製造される透水性コンクリート。イワモルに用いられる細骨材を取り除いた残りはそのままオコシコンの原材料となる。
生コン工場さんには本当に都合がいいと思います。
最後の最後はC40−0
https://www.kawaki-kk.co.jp/publics/index/24/detail=1/b_id=65/r_id=25/
路盤材に用いられるRC40−0や、非構造体に用いられるJIS外生コンなどetc...。
探せばまだまだたくさんの可能性が広がっていてとってもワクワクします。
各地で広がるイワモル・オワコン・オコシコン(残コンステーション)
残コンステーションが作り出した原材料は、イワモルだけじゃなく、オワコン・オコシコンといった生コンポータルのバズプロダクトや、先行モルタルやステコン・シールコンなど非構造体分野に積極的に提案されていきます。
こうした循環は生コンクリート製造業の新しい形として資源循環型社会を実現していくことでしょう。
「捨てればゴミ、使えば資源」なんて簡単にいうけれど、実践に移しているってなかなか珍しいんだ。
だから、少しでも関心がある人はネットを眺めてるだけじゃなく行動に移すことが必要なのさ。
渋谷建材さんのようにね。
さあ、ものづくり(コンクリート産業)に携わるすべての人が参画するように。
これからも「伝える」情報発信、頑張ろうっ。
作者・宮本充也