2022/12/03
「コンバラス、セルドロン、Re-con ZERO EVO 揃い踏み? 談合じゃないよww 【残コン造粒】に関する業界団体の設立へ!」RRCS
コンバラス、セルドロン、Re-con ZERO EVOの揃い踏み? 見る人が見たらちょっと驚くトリオの写真は談合ではなく業界団体設立への第一歩。「JIS規格ってやっぱり必要?」。今回はちょっと真面目にお答えしたい。
残コン造粒をJIS規格化する業界団体の設立
造粒材屋さん揃い踏み
左から僕(宮本さん)、藤井さん(グロースパートナーズ)、寺尾社長(合同テクニカ)。それぞれ、我が国では残コン造粒分野で事業を営んでいるいわば競合の関係にある。
いよいよカルテルか。
生コン得意の組合(独占禁止法適応除外)か。
お前、もしかして、それ生コン業だけに認められてるってルール知らないだろ?
残コン改質材を扱ってる連中が揃い踏みで呑気に写真撮影してっけど、これ、公正取引委員会に持ってったら、そこそこバズるぞ。
以下に、今回の協議(談合ではない)の内容を紹介するから早とちりしないでください涙。
造粒・粒状化骨材のJIS化へ
#JISを作ろう 【募集】プロジェクト「生コン屋さんが作るJIS規格」【粒状化骨材Gの標準化】RRCS
一応、フォロー入れますと。。
確か、RRCS(生コン・残コンソリューション技術研究会)では以前から残コン造粒骨材のJIS化を明治大学の小山明男先生を中心に進めていらっしゃってましたよね。
でね、あんまし最近コミットしてなかった宮本さんなんだけど、残コン造粒骨材がきちんとJIS化という形で公に認められるようになれば、ひいては残コン問題の社会的認知がより進むはずなんだ。
そこは、僕の、元々求めているところだったからね。
そんでもって、「推進するための業界団体的なものが必要じゃね?」ってなったらしいんだ。
RRCS事務総長の藤井さんが口きいてくれて、この度合同テクニカ寺尾社長と初対面ってなったのさ。
コンバラスの開発者寺尾社長だけど、長年泥土・残土の分野に携わられていて、経験をお伺いするに随分立派な方だとお察しいたしました。
集まれ! 残コン造粒・改質に携わるメーカーや企業
Re-con ZERO EVOを用いた残コンステーション(伊豆中央コンクリート)。
このほか、我が国では多くの残コン改質を謳う製品が流通している。いずれもその流通規模は限定的ではあるが、業界団体による公の格(JIS規格や法整備)が得られれば、その市場は広がる。
JIS化の推進は業界団体がその担い手になるケースが多く、RRCS監修のもと公共性の高い「コンクリート」という事情もあって、生コンポータル的に見れば「ちょっと堅苦しい」ことを行うわけです、はい。
各種造粒材を用いて得られるのは造粒骨材と呼ばれる原材料。生コンポータルら生コン工場ではこうした原材料の用途開発に余念がないが、今までのところJISの裏付けを得ることができず、公共事業が多くを占める建設産業にあってその普及は限定的だった。
ちょっと、あすぺ気味っていうか、がちアスペっていうか、自分のペース乱されるのが何よりも苦手なんだよね、とほほ。。
でも、今回(残コン造粒に関わる業界団体)は観念したよ。
もちろん、これまで通り、現場・ラストワンマイルにあってものづくりに励んでいこうと思ってはいるけど、そうは言っても宮本さんもいい歳こいてるだろ?それに一応会社の代表取締役だし。。
今のところネクタイつけてジャケットを羽織る予定はないけども、「猛犬ですけど業界団体に繋がれてるので宮本大丈夫です」的な境地を拓きたいんだ。
JIS規格の裏付けとともに広がる残コン用途開発
【防草】「残コンステーションと造粒ポーラスconが創造する建築・土木ましてや舗装ですらない全く新しい市場」(週間生コン 2022/03/07)
渋谷建材(川越)で残コンを100%再利用して作られたオワコン(造粒ポーラスコンクリート)の骨材は全て造粒骨材のように副産物を用いることができる。
造粒骨材の5mm Uとセメント・水(回収水など)を用いて作られた流動性埋戻し材はイワモルと名付けられ各地の生コン工場で製造が始まろうとしている。
ラストワンマイルでは白石建設さんや渋谷建材さん、そして生コンポータルらの努力で実装が進んでいるにしても、JISの裏付けがあればそれは広く公共性が広がりますからね。
技士とか診断士とかもってるな?
公共・民間 パラレルに推進する 残コン再利用
トロンメルと呼ばれる設備でふるい分けされる残コン造粒骨材。それぞれのサイズはそれぞれの用途(オワコン、イワモル、再生骨材コンクリート、オコシコンetc)のためにプラントに貯蔵され自動的に計量され市場に還元される。
決して業界団体の会合やイベントでディスカッションをするのが僕の領域ではありません。
業界団体が設立されたからといっても、一定の距離を置いて引き続きラストワンマイルにありたいと思ってる。
辺境や民間のダイナミズムが常に革新やイノベーションを起こすってのが僕の信条だからね。
一方で、「JIS規格はいらないの?」って聞かれたら、そりゃ、「必要です」ってのが僕の答えさ。
安心安全を担保するためにはどうしても規制ってものは今の時代には必要不可欠だからね。
当たり前に、通勤したり旅行したり暮らしていられるのは、そうした規格に裏打ちされた工業製品「コンクリート」のおかげなのさ。
だから、僕のライフワークである残コンに関しても、
「ラストワンマイル(生コン工場)のダイナミズム1st」
だと思っているよ。
でも、並行して、それが当たり前になった時に、人々に安心・安全を届けられるように、ラストワンマイルの現実に寄り添った規格づくりが必要だと思ってる。
僕の役割は、そんな規格づくりに現場ラストワンマイルのリアルを届けることだろうね。
「コンクリートをもっと身近に」
こうした活動は埋もれさせてちゃダメなんだ。
密室で決まる規格なんて眉唾物だし、実際そんな規格が現場やラストワンマイルに皺寄せを与えてるのも事実だからね。
だから、伝えなければならない。
情報発信がやっぱりここでも大切なんだ。
そのためにも、引き続き、pr活動よろしくお願いします!
残コンさん、残コン姐さん!!
りょですー。
作者・宮本充也