2022/04/27
【漫画】「残コンを漫画あるいはアニメーションで伝える」RRCS・戸田建設
RRCSやGI基金採択企業らで構成されている「残コンさんいらっしゃい!」(大阪万博残コンゼロプロジェクト)では数多くのプロジェクトが並走している。戸田建設の東舞(ひがしまい)さんからの提案はなんと残コンの新キャラクター、漫画、アニメーションだった。
残コンを漫画で
(作画・東舞)
この20年以上個人的に残コンって問題に取り組んできた。
ありがたいことにWikipediaにも「伊豆長岡の生コン工場」ということで取り上げてもらっている。
また、昨年は時代の先端をいく雑誌Wedgeでも残コンを取り上げていただきムーブメントが起き始めている。
RRCS(生コン・残コンソリューション技術研究会・代表理事 野口貴文)では残コンの認知活動と枠組み法整備のために各種活動を展開している。
⚫︎RRCS:https://rrcs-association.or.jp/
いよいよ「残コン」は「田舎の生コン屋の戯言」から社会問題として広く認知が進もうとしている。
建設は一般に「伝える」が下手な職種だ。
災害で何人犠牲になったかは報じられるものの、そのダムのおかげで何人の命が助かった、とか、その橋のおかげでどれだけ多くの人々の往来が可能となったか、などは伝えられることはない。
そんな建設の片隅にある「残コン」はましてやまるで知られることもなく現在に至る。
こちらの漫画を作画した方はゼネコン(戸田建設)に勤務されている方で、なんと高校が一緒(韮山高校)というご縁もあり長きに亘り親しくされていただいている。
RRCSやGI基金採択企業らで構成されている「残コンさんいらっしゃい」にも参画いただき今回の提案の運びとなった。
いろんな人が参画することで生まれるアイデア
https://rrcs-association.or.jp/news/2022-03-3.html
こちら「残コンさんいらっしゃい!」LINEグループには多方面から多くの方々が参加している。
ゼネコン、大学の先生、新聞社の方、生コン工場、メーカー、建設を取り巻く人全部って感じだ。
個人的に訴え続けてきた「残コンを副産物として建設発生土同様の地位を獲得したい」という思いに各分野の一流どころが集まった形である。
ふと思ったが、これって本当にすごいことなんではないか。
「残コン」というテーマにあの東京大学野口貴文先生や、あの鹿島の坂田昇が関与している。
来月発刊予定のコンクリートテクノではそんなお二人の共著という形で残コンに関する報文が公表される予定となっている。
お堅いメディアでも、そして今回のように柔らかい漫画やアニメーションとしても、あるいは冗談みたいな本当の話「すみっこぐらしにコラボを持ちかけよう」みたいな話まで、軟硬織り交ぜた形で「残コン」を取り巻くプロジェクトや取り組みが並走している。
(出典:https://twitter.com/sumikko_335/status/673985415968399360?s=21&t=Wd1SvL7JmbV2O06GcrraLQ)
ちなみに僕は個人的にこのキャラクター「ざっそう」と残コンのコラボを夢見ている。
残コンが造粒材でオワコン(造粒ポーラスコンクリート)になった「ポーラスくん」と「ざっそう」が互いに領域を尊重し共存するというコラボである。
ポーラスくんが「ここは生えちゃダメ。こっちだよ。」って教えてくれてもいいかもしれません。(東舞)
毎日脇目も振らずに生コンクリート一筋で現場や情報発信に打ち込んでいる。
ふと気づくとそんな活動にたくさんの共感者がいる。
「砂漠の祈祷師」という逸話が僕は好きだ。
絶対に雨を降らせる祈祷師の話である。
「雨が降るまで祈り続ける」という単純な話だが、僕はこの逸話に本質を感じる。
何事もやり続けることが大切なのだ。
最後の一人になってもやり続ける覚悟さえあれば半分以上は成功したようなもん。
仮に人目に触れずとも。
信じることがあるのなら徹底的に続ける。
やりたいと思ったことをとことんやり続ける。
そうすれば、お金や人やその他諸々は後から勝手についてくる。
そんなもん。
やりたいことをやりあげてることがそもそも幸せなのだ。
それ以上のことは何も求めない。
だから、これからも、やりたいことをやり上げていきたいと思う。
毎日生まれる素晴らしいアイデアにいつも興奮しっぱなしです。
宮本充也