2022/12/10
「残コンステーションで製造される造粒骨材はオワコン、そして、イワモルとして地域経済に還元される」
これまでみんなにとっての厄介者がこれからは奪い合う価値になる。みんな欲しがる。そんなイノベーションの萌芽はすでにラストワンマイルで起こっている。残コンステーションがオワコン、イワモルといった新市場を創造した。
残コンステーション、オワコン、そして、イワモル
四国ではパラレルでイワモル試験練り?
高流動埋め戻し材「イワモル」のフロー試験を行うときの道具。
昨日生コンポータル(静岡県伊豆の国市)を訪ねていた松尾親子。一方で香川の松尾建材では職員の皆さんらが松尾社長の指示を仰ぎながらパラレルで試験練りが行われていた。この凄まじいスピード感は全ての生コン工場の参考になるはずだ。
関連記事:【四国】「高流動埋戻し材《イワモル》今度は四国(香川・徳島)で製造・出荷が始まります」松尾建材
インターネットがあるとはいえ、ここまで徹底してる生コン工場って見たことないかもです。
材齢が若すぎるとエトリンガイトの生成で膨張?
昨日採取したイワモルのテストピースに膨張が見られた。造粒材(re-con zero EVO)に含まれる成分(Part・B)が作用するエトリンガイトの発生がまだ弱材齢であるため継続していることが原因。
一方、パラレルで採取されていた松尾建材のイワモルには膨張が見られない。材齢が1週間以上経過した造粒骨材であるため、Part-Bの作用はすでに治っている。
一方、松尾建材さんの造粒骨材はすでに1週間以上経過していたから、エトリンガイトの生成も治ってたってことですね。
残コンステーションで製造される造粒骨材多様な出口!
これまで残コンソリューション最大のボトルネックは「出口」つまり、せっかく作ったその材料の用途開発となっていた。現在生コンポータルらではイワモルやオワコン、オコシコンなど多様なプロダクトを開発し生コン工場と共に普及に勤しんでいる。
高流動埋戻し材「イワモル」
国土交通省関東地方整備局関東技術事務所で打設されたイワモル。所定の強度が発現していることを確認済み。
バズプロダクト「オワコン」
造粒ポーラスコンクリート「オワコン」は残コンステーションで製造される粗骨材・細骨材全て(全骨材)を配合することができる。透水性を有した本プロダクトはインターネットマーケティングが奏功し現在バズ真っ只中。
できた造粒骨材をふるうことなくそのまま使っていいんだよな?
オワコンの原材料は単なる生コンを造粒材で造粒するだけのポーラスコンクリートだから生コンは極論JIS品じゃなくてもいいんだー。
だから、造粒骨材を100%ふるわずそのままでも使えるよー。
先行モルタル、JIS外生コン、その気になればまだまだ広がる!
圧送車によるコンクリート打設に先立ち用いられる先行モルタル・先送りモルタルは型枠の中に打ち込むことを許されていない。その他、JIS外生コンなど規格を要求されない分野であれば造粒骨材を用いたコンクリートの市場領域となる。
朝4:30に起きてゴルフ前にblgを書き終えようと奮闘したんだけど結局ギリギリタイムアウトになってゴルフを楽しんでから帰りに友人(金海さん)の車に乗りながら書き終えようとしている宮本さんだぞっ。
スコアは幾つだったか興味がないしどうでもいいんだけど、久々に千葉・東京の生コン村の皆さんと旧交を温めることができてちょっとほんわかしているところさ。
「コンクリートをもっと身近に」
これから残コン造粒骨材(あるいは混和材料)の用途はますます広がっていくことだろうね。
先日RRCSでも小山先生に「混和材料としてワンチャンいけるのでは?」って提案したところ、「プレゼンお願いします」って言われたくらいだしね。
よーし、頑張るぞっ。
色々考えたんだけど、やっぱり白石建設とか渋谷さんとか松尾建材、毛受建材さんをはじめ、とにかく前向きな生コン工場が支えなければ、あらゆる新しい取り組みは絵に描いた餅になるんだ。
確信してます。
設計図を作っても結局作るのは現場だからね。
特にチャレンジングであればあるほどさ。
というわけで、最後は何書いてるかわからなくなってきたし、ラウンド中ハイボールを飲みすぎてちょっと気だるいのでそろそろお開きにしようと思っているよ。
やっぱ気心の知れた仲間たちとのゴルフは格別だね。
というわけで、これからもpr活動よろしくっ。
りょー。
作者・宮本充也