2023/10/04
次回10月17日(火) HAYN隊が集まり口先だけでない【資源循環】【長寿命化】の実践【玉名モデル】が議論される
先日訪ねた熊本県玉名市ではこれから口先だけではない「資源循環」「長寿命化」の実践を占う「玉名モデル」の開発が始まる。前回試験施工を踏まえて共有いただいた「オワコン」に関する玉名市職員らの見解。
「資源循環」「長寿命化」の実践「玉名モデル」
こうして公共事業でもその有用性が理解されることで、人類普遍の悩みともいうべき「雑草」や「水はけ」は抜本的に解消されるのかもしれませんっ。
玉名市職員土木課内尾さんからの「オワコン」レポート
2023/9/28
岱明玉名線除草目的、改良生コン(「オワコン」のこと)テストについて
1.日時:R5年 9月28日 am9:00
2.施工場所;岱明玉名線 玉名市岱明町野口551-4付近
3.生コン打設量 0.5㎥
4.施工面積 2m×2mの、t=12cm
5.生コン会社 土佐屋生コン 0.5㎥
生コン金額 18-8-40BB 0.5㎥で10,258円 空練り割り増し 2,500円
薬剤 8,253円
材料台合計0.5㎥あたり、 21,014円
6.使用する道具
一輪車、ハンマー、プレート機(4㎡打つのにプレート機12分間使用の為、施工量によってはプレート機いらないかも)、角スコ、(剣スコはあまり使用しない。)、水は使用しないが手を洗ったり、けがしたときに使用する。
施工した感想(6人で施工)
・汚れない
・意外と簡単だった
・今回の4㎡を4人で作業するなら、1時間弱で終わると思われる。
・使用した道具を洗うのが楽。
・施工時間に2時間の余裕があるので、落ち着いて作業ができる。
・(将来性)各区の区長さんを呼び、講習会を開き区役で施工ができると思われる。
欠点
・職員で作業をした場合、場所により交通誘導員がいる。
これ以外、欠点はないと思われるが、かづら、竹にこうかがあるのかを、試行したい。
コンクリートで学んだこと。
・CO2削減の効果があり、CO2は空気より重い為地上に存在するため、路面に近くCO2削減する。
以上様々な除草目的のための商品があるので、それぞれの商品を試行してみたいと思います。
透水実験を少量行いました「オワコン」
R5.9.28の感想及び10.1に透水性のテストについて
平素よりお世話になります。
先日9月28日は、大変勉強になり、貴重な体験ありがとうござい
つきましては、作業にあった職員の感想及び、10月2日時点での
お忙しい誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
透水実験を「ドバドバ」やってみました
次回は10月17日「玉名モデル」ミーティング
前回プレミーティングということで駆けつけた玉名市には次回10月17日横浜国立大学細田暁先生(HAYN隊隊長)の声かけにより有志らが参集し、口先だけではない「資源循環」「長寿命化」を企図した「玉名モデル」の開発について議論が予定されている。
関連記事:【玉名モデル】「行政自身が体験し学び理解して整備されるインフラが長寿命化や資源循環を創造する」
集まれ! 10月17日 真の「資源循環」「長寿命化」
「国道は供用期間が満了すると県道に管理を譲られる。また、県道は同様に市道や町道としてその寿命を辿る。資源循環や長寿命化が議論されるが、いまだに中央の規格やマニュアルはより上位のインフラを意識したもので、おしまい(インフラが迎える最期)に関してはその知見が乏しい。市町の管理に移ってから実際の最期を迎えるインフラというリアルがある限り、長寿命化や資源循環達成の鍵は市町になる」(玉名市・木下さん)
「コンクリートをもっと身近に」
これまでの縦割り・階層で物事を制御・統制しようとするシステムではなく、流動的に当事者が関わり合いアウトプットを算出する創発的なインフラ整備が求められているのかもしれません。そうだとするならば、まずは情報が垣根なく伝達され必要としている人に必要な情報が届き、自由に個々が問題や機会に対して行動を起こす、変化をする、そんな仕組みが求められます。
さあ、「伝える」情報発信がもっともっと必要ということですねっ。
オワッコーン‼︎
HAYN隊の動きが活発化してきましたね。10月17日にいよいよ船出を迎える「玉名モデル」から目が離せません。。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。