2024/04/26
1tあたり159kgのCO2を固定したCCUコンクリートの製造・出荷・施工は当たり前に行われています
静岡県三島市。5月22日はいよいよCCUコンクリート(脱炭素)が公道(三島市道)に適用されることになる。 その模様は見学会として公開され世界の脱炭素コンクリートに先鞭をつける形に。今回は2回目の大型打設の模様をご紹介。
CCUコンクリート公道での適用(5.22)
CCUコンクリート2日目90m3
今日(2024/04/26)は加和太建設新社屋建築外構に採用されたCCUコンクリート(脱炭素コンクリート)大型打設2日目。
初日打設された箇所はすでに駐車場として開放されている。ホワイトカーボン(脱炭素コンクリート)だけにタイヤマークは目立ちやすい。
先行モルタルもオール再生材(イワモル)
こちら先行材として用いられた1:3モルタルもオール再生材となった。
圧送業者によれば通常のモルタルとなんら遜色ないという。
同じく土間コンに適用
右・先週(2024/04/18)打設されたCCUコンクリートに続けて2日目の打設となる。
筒先に緊張が走る。
CCU実装生コンも普通に生コン
見ての通り、なんら遜色のない生コンクリートであることから資源循環・脱炭素コンクリートについては生コン工場を選ばないどこでも製造可能であることがわかる。
CCU生コン施工も普通に土間打ち
2回目の施工ということもあり手慣れたもの。普通の土間打ちとなんら変わらない要領で施工されているから汎用化も期待されやすい。もう、脱炭素は向こう側の誰かが作ってくれるコンクリではなく普段から流通されるべきものとなった。
もう、脱炭素・資源循環コンクリートってのは普通に製造され出荷・施工されてんだから、特段のニュース性や開発要素もなさそうだが、なぜだかCPコンクリートコンソーシアムの安藤間は「これはCPコンクリートとは呼べない」と断言し、最低でもtあたり159kg以上は楽勝でCO2を固定した残コンスラッジ由来ではないCCUを開発して必ず実装(流通させる)するってんだから楽しみだなっ。
(※注釈:一連の表現は現場で元請けから得た情報をもとにした宮本さん自身の意見でありGI基金関係者らから得た情報などでは断じてありません)
5月22日公開打設・プレスリリース
なお、5月22日には同様のコンクリートを公道(三島市)で打設予定。その様子は一般に公開される予定。
公道で全国初施行!脱酸素なコンクリートによるカーボンニュートラル促進
戻りコン1)由来リサイクル材へCO2を固定したコンクリートによる三島市道施工
加和太建設株式会社(本社=静岡県三島市,社長:河田亮一)は、2024年5月22日(水)に三島市の公道(三島市文教町)において、二酸化炭素(CO2)を吸収・固定したリサイクル骨材を利用したコンクリートを全国で初めて施工します。1)生コン工場に戻された未利用のJIS生コン
▼ CO2を固定したコンクリートを全国に先駆けて三島市の公道に施工します
▼ 廃棄生コンを削減、環境にも寄与する / 複合的な課題解決につながる材料
① 戻りコン粒状化再生骨材
② 戻りコンスラッジ由来 CCU混和材料
▼ 施工時見学・ご取材をご希望の方向け / 概要
・日時:2024年5月22日(水)8:30 打設開始 / 11:00頃終了予定
・場所:三島市文教町1-5-15
・会場に駐車場はございません。大変恐れ入りますが、近隣の有料駐車場をご利用いただくか、公共交通機関でのご来訪にご協力をお願いいたします。
・ヘルメットのご準備が必要な場合は当方で準備いたしますので、必ず事前にご連絡をお願いいたします。
▼ 本プレスリリースに関する報道お問い合わせ先
加和太建設株式会社 経営推進部・広報担当 村上 萌
TEL:070-2234-4465 E-mail:media@kawata.org
「コンクリートをもっと身近に」
考えてもみれば、コンクリって水の次に流通する規模を誇るじゃん?だからそこで脱炭素とか資源循環を達成することが最も偉大な貢献につながると思うわけ。だから、そんなチャレンジを埋もれさせずにきちんと公開「伝える」ってすごく重要だって思うわけ。
オワッコーン‼︎
(※注釈:一連の表現は現場で元請けから得た情報をもとにした宮本さん自身の意見でありGI基金関係者らから得た情報などでは断じてありません)
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。