2023/07/24
「建設通信新聞さんが1ヶ月遅れで報道された内容【Y弾・re-con zero evo】安全性のご説明」(月刊残コン Vol.71)
根強く新聞のみを情報収集のよすがとしている方向けに改めて1ヶ月前にオワコン(終わったコンテンツ)となっているY弾・Re-con zero evoの安全性について解説。
1ヶ月遅れの新聞(?)について解説
インターネットのこの時代でも根強く「情報収集は新聞で!」という方もいらっしゃいますので、そういった方々向けの情報配信でっす。
1ヶ月以上遅れて報道された新聞
「re-con zero evo」、「オワコンの素 Y弾」などが医薬用外劇物となっていたことが判明したということは本HP(生コンポータル)ではすでに1ヶ月以上前に発表していた。この記事を見て今更ながらガタガタ騒ぎ立てている人が万が一いたとしたらその人は情報弱者だということでみなさん暖かい目で見守って差し上げてください。
関連記事:【実験】「建設通信新聞でも取り上げられたB材の区分変更がどうだのと面倒臭いので【A材だけでオワコン】その後の品質について」
当該記事のニュースソースは厚労省からのプレス発表
1ヶ月も遅いのに新聞がなぜわざわざ本件を記事にしたかは、こちらの厚労省によるプレス発表に理由を辿ることができる。1ヶ月も前からすでに生コンポータルではその事実を明らかにしていたのだったが、あえて新聞(新しい聞く)として記事にした理由は、厚生労働省のプレス発表に対しての敬意を表明するためだろう。
関連記事:「アルミン酸ナトリウムを含む一部の輸入製品に、劇物に指定された物質が含まれている事例があることが判明しました(報道発表)」が本日発出されました
【参考】生コンポータルでの情報開示
【大切なお知らせ】「残コンソリューションRe-con ZERO EVO Part.Bの安全性について」(月刊残コン Vol.71)
【大切なお知らせ】「透水性コンクリート《オワコン》はさらに手のつけられない競合製品となりますよ」
【大切なお知らせ】「オワコンに有害物質は入っておりません。妨害とも捉えられる本件の事実確認を行なっています」
オワコンの素「Y弾」(Re-con ZERO evo)安全データシート
こちらでもわかるように、すでに1ヶ月以上前から当該製品が医薬用外劇物であることが判明しており、当該行政や当社らはすでにきちんと対策を行なっていた。
「世の中いろんなやつがいますからね」
オワコンの素(Y弾)のユーザーからの心配のご連絡。今回の事態に関して、「世の中いろんな奴がいますからね」と当社らに同情的な反応が多く寄せられている。それはつまり、今回の事態を起こした企業に対する批判を仄めかすものだ。
しかも、 B材使わなくても、できちゃった「オワコン」
これだけの大騒ぎを起こした当該成分、二酸化アルミニウムナトリウム(Y弾に含まれるB材)だったが、何とあろうことか「使わなくてもオワコンできちゃった」というおまけ付き。
関連記事:【実験】「B材の区分変更がどうだのと面倒臭いので【A材だけでオワコン】練ってみた」all round
恥かかせてごめんなさい建設通信新聞さん
報道機関各位
有限会社 長岡生コンクリート
代表取締役 宮本充也
前略
これまでの経緯を読み解いていただけますとお分かりのように、今回の事態は5年前に法改正により区分が変更(医薬用外劇物に指定)されていた二酸化アルミニウムナトリウムが含まれている製品(Y弾、re-con zero evo他)について、監督官庁が適切な指導・監督ができていなかったことにより、本来であれば輸入業者登録などの要件を備えておく必要があった当社がその事実を知らず(知らされず)に輸入・販売を行なっていた、というだけのことです。
だからと言って、行政機関を責めないでください。cas番号の表示が違っていたことでの確認が遅れた(「cas番号に依存しすぎていた」との当時の担当者田畑さんからはお詫びのコメントもあった)ことは誰も責められないことです。誰にでも失敗はあります。失敗を乗り越えて成長していくものなのですから。
報道機関各位におかれましてはニュース性のない1ヶ月も前に終わったコンテンツになっているような本件をこれ以上騒ぎ立てても全く意味のないことですから、とりわけセメント新聞さんやコンクリート新聞さんにおかれましてはご注意くださいますよう喚起をしておきます。
敬具
これにてオワコン。本業に集中します!
今日も絶好調で全国で製造・出荷・施工されている「オワコン」は今回の報道発表のような「終わったコンテンツ」ではなく、「(永遠に資源循環をし続ける)終わりのないコンクリート」という思いがブランド名に寄せられている。ついでに、雑草や排水などの問題も「終わったコンテンツにしよう」という駄洒落も込めている。一連の事態が文字通り「オワコン」になったことで、引き続き本業に邁進していく構えだ。
大里ブロック工業の大里社長はやっぱり経営者としていろんな経験をされてきた方だからいろいろご存知だよね。ほんと、話の通じない、常に自分が正しいと信じて疑わないトンマっているよね。絶対に自分が正しいから、相手は間違っている。そこを出発点にしたトンマが今回の事態を引き起こしたわけですが、これで文字通りオワコンになりましたので、せいぜい本業に集中しましょうね、お互いにって感じです。
関係のないみなさんには大変な騒ぎをおかけして(僕たちがやったわけじゃないけど)大変申し訳ございませんでした。当社としてはこれからも変わらずコンクリート(本業)に精を出して参ります所存です。
オワッコーン‼︎
くだらないお祭り騒ぎにこれ以上当社も関わりたくありません。本業コンクリートを通して社会貢献をしていくのにそんな暇もありませんー。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。