2025/03/01
【土木学会】インフラファーマーズ未来インフラ会議2025レポート

登壇者4名中3人が知っている人、ってのもあって参加してきました「インフラファーマーズ未来インフラ会議2025」たぎる情熱に触れてオワコンの宮本さんも気合を入れ直しました。
インフラファーマーズ未来インフラ会議2025
昨日(2025/02/28)開催されました「インフラファーマーズ未来インフラ会議2025」の模様をご紹介しまっす。
未来インフラ会議
司会の門間さん(左)は日大の岩城先生や横国大の細田先生と一緒に当社を訪ねてくださったこともある旧知の間柄。同じく、石橋さんもインフラファーマーズに所属しているそうだ。それにしても会場には玉名市の木下さんや、香川高専林先生、マツさんや日大の岩城先生など、知った顔がたくさんあった。
4人中3人なんらかの繋がりがある方々が登壇するということでオワコンの宮本さん土木学会まで駆けつけました。左から信ちゃんこと湯沢工業湯沢社長は今は亡きYDNでの繋がり、小柳建設小柳社長はちょっと覚えてないが何故かFacebookでフォローしてる、オオトリ(一番右)は我らが伊豆半島の星・加和太建設河田亮一社長。https://infra-symposium.jsce.or.jp/in-f/mirai2025/
湯沢工業
「ワクワクする建設業に変える」トップバッターでソウルフルなプレゼンをかましてくれたのは湯沢工業湯沢社長。事前申し込みしてないのになんとか席を確保してくれてありがとうございました。ていうか、会場内知り合いだらけでびっくりしました。業界、狭いね。 https://infra-symposium.jsce.or.jp/in-f/mirai2025/
小柳建設
「変化を楽しもう」続いて、マイクロソフトとの協業で業界で注目された小柳建設さんのプレゼン。小柳社長の PDでのコメントで印象に残ったのは「(手段の目的化という意味での)ISOは最悪ですよね」。激しく同意である。規制や規格も手段の目的化がひどく、そのトレンドは業界全体に蔓延っていると思います。https://n-oyanagi.com/
大田区
冒頭の話題で、すでに退席されていた玉名市の木下さんをディスってるとも受け取れる発言がありオワコンの宮本さん的には緊張が走った。業界の状況をネガティブに受け止め発信しすぎると負の再連鎖が生じるという説明があった。確かに木下さんは業界に関する悲観的な発言を多くされているが、お金持ちで恵まれた東京都大田区と違って、彼は実際に消滅する地方経済にあってがっぷり四つで低迷と向き合いそれでもあきらめることなく上を向いて現場で汗をかいている。後藤さんのプレゼン全体を拝見していて、お行儀がいいというか、予算型組織の予算がちゃんとある方のおままごと感が拭えないな、と言う印象を持ちました。地獄を経験したことのない綺麗な理屈という感じ。
でも、時々いいことおっしゃっていて、これはなるほど、PDCAは外部環境などをきちんと整備しないと回りにくい、という理屈は腹落ちしました。理屈をこねるのはお上手のようで、素晴らしいと思いました。理屈は素晴らしいね。
加和太建設
そしていよいよ真打登場、イケてる地方名士伊豆半島部門の映えある1位を譲らざるを得ないとオワコンの宮本さんも思っている加和太建設河田社長のキレッキレのプレゼンテーション。ちなみに、本社社屋の手前に見える白いコンクリート舗装は当社で納品させていただきましたCNコンクリートです。躯体工事で発生した残コンにCO2を固定させて原材料として利用しています。
「地方建設業のあり方を変え地方から日本を元気に世界が注目する元気なまちをつくる」激しく同意っすっ。やるっす。
コロナ禍とは打って変わって最近はこうしたイベントがとても増えました。本日は横浜でホソヤン率いる豊穣センターの総会もありますので明日はその模様をお伝えします。
若手の力でより良い土木業界へ
今回主催された門間さんや石橋さんもご参加されているインフラファーマーズは業界の若手で組織されている団体だそうだ。主要メンバーの石男さんからは、建設業協会のようなジジイがふんぞり返っているような動脈硬化も甚だしい腐り切った因習が象徴する低迷を打破して透明で風通しのいい公平な業界を作りたい、という熱意がとても伝わってきました。
「コンクリートをもっと身近に」
湯沢工業の信ちゃんが感情を発露させながら語って土木の由来築土構木について、宮本さんの心にも火がつきました。ああいうパッションは業界内だけで埋もれさせるのではなく「伝える」情報発信大切だよねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。