2025/01/22
【大分】ご当地で20年の歴史を誇る定番生コン 【ヨーナクリート】 と 【Mapecube 60W】 の出会い
大分の111年企業にして泣く子も黙る生コン工場大分綜合建設にて20年超の歴史を数えるあのヨーナクリートがグローバル企業MAPEIが産んだイノベティブなコンクリート用化学混和剤と出会った。ここから開かれる新しい市場。
規格外コンクリートブランドとMapecubeが開く新しい市場
日本全国47都道府県にコミットしている出張JOISですが今回は大分の111年企業大分綜合建設さんでMapecube60Wの実験が行われましたのでそのご報告でっす。
大分綜合建設さん訪問
創業111年企業ご当地の姫の名声をほしいままにされておられる大分綜合建設・小拂智絵さん素敵な笑顔でお出迎えいただきました。家臣の皆さんも平伏していらっしゃいました。
用向きは ヨーナクリート x Mapecube 60W
20年前から同社では取り組んでいらっしゃるヨーナクリートには、残コンを砕いた骨材(全粒度)に高炉セメント(BB)が採用されている。そして、今回スラッジ粉(写真)を用いてもきちんと強度発現ができるヨーナクリートを年内に標準化がお題となってます。
ヨーナクリート普通にいい生コン
こちら、ヨーナクリート。 農道也土間コン、ステコンなど非構造体などに利用が進んでいるご当地定番商品です。見ての通り、均しやすそうだし、ブリーディング少なそうだし、十分使用に耐えられるせ規格外品。
Mapecube 60W 後添加
スコップで撹拌している方曰く「見るみる柔らかくなっていきます」と、その減水効果も実感されたようだ。
体感としてはもっと柔らかい
プレーンに対してMapecube 60W は1.5cmスランプUPの結果だったが触ってる方々の印象としてはもっと柔らかいように感じられたという。姫いわく、残コン再生骨材の粒径判定実績率が小さく噛み合わせ作用でスランプが伸びないのではないか、ということでした。御意っ。
JIS規格がああだこうだいう前から同社では再生骨材コンクリートを実装段階にのせてんだなっ。規格に頼るよりも、ラストワンマイル(現場)に任せた方が話がはええってことだなっ。
まだまだ続くよっ 出張JOIS!
イベントカレンダー
本日(2025/01/22)は鹿児島の木田組生コン鹿児島工場さんで開催されます。ドタ参OK
「コンクリートをもっと身近に」
出張JOISはまだまだ続くよ、どこまでもっ。その道程で再生骨材やカーボンニュートラルなどを実装した新しい生コンの市場が開かれるねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。