2023/05/15
「すでに30名超の受付け! 粒状化再生骨材の上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)の散水・乾湿繰り返し養生による炭素量の変化を発表予定」
RRCSらでJIS規格化が急がれる残コン粒状化再生骨材に上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)で散水・乾湿繰り返し養生を行うことで人工的に炭酸カルシウムを析出させ骨材の性能向上や二酸化炭素固定化を期待する取り組みの途中経過報告。結果は6月2日 RRCSらの残コンst視察会で。
炭酸カルシウムコーティング
炭カルコート粒状化再生骨材 割ってみた
破断した粒状化再生骨材(担当:鈴木飛悠さん)。
以前、CPコンソでは白石建設武南浩二さんからの本提案は安藤間の白岩誠史さんに「コンクリートではない」ということで話題にもされなかったが、これ、確実に炭酸カルシウムとしてCO2を固定化してるよな?
エイジングや上澄水散水養生でCa(OH)2がCaCO3に変化するならこれは明らかにされるべき粒状化再生骨材固有の性質だぜ。宮本が敬愛してやまないRRCSを率いる野口貴文先生や明治大学小山明男先生のご助言を賜りながら、本取組はリサイクル分科会でも共有を予定しているぜ。
上澄水散水乾湿繰り返し養生 前・後
散水養生にかけられる前の粒状化再生骨材。含まれている水酸化カルシウムがエイジングにより炭酸カルシウムに変化することは期待される。
養生半月経過した粒状化再生骨材。この後成分分析にかけられ、炭素量の前・後比較が行われる。また、吸水率や強度などの変化も計測予定。結果は6月2日 RRCS主催の残コンst視察会でも共有予定。
炭酸カルシウム析出の有無が明白
破断面と骨材表面の色の違い(炭酸カルシウム析出の有無)が明白な動画。
6月2日はすでに30名超の参加
RRCSの皆さま
残コンステーション見学会参加者の中間発表です。来週19日締め切りですので、
参加ご希望の方は事務局まで!
土井(xxxxxi@rrcs-asociationor.jp)
寺田(xxxxxxxx@rrcs-association.or.jp)
当日は新幹線・三島駅口ロータリーから貸し切りバスを手配することとしました。
13:00集合で宜しくお願い致します。
(RRCS事務局から会員宛に送付された案内)
それこそ今さっき RRCSの藤井事務総長から電話があったんだけど、6月2日にはなんとすでに30人を超える方々が遠くは沖縄からも駆けつけてくださるらしいんだ。もちろん、残コンst運用の様子のご案内がメインだけど、 RRCS加盟会社でもある当社(有限会社 長岡生コンクリート)としてはせっかく明治大学小山明男先生(大学の先輩)もいらっしゃるということなんで、本取り組みも共有しようと思っています。何せ、見た目も「ホワイトカーボン」(野口貴文先生提唱)を彷彿とさせるし、もしも炭素量の変化で明らかに二酸化炭素を固定化していることがわかったら、これはとっても嬉しいハプニングだよねっ。きっと誰もが100人いたら100人とも喜んでくれるはずなんだ!
さあ、まだまだ19日が締め切りだから参加申込は受け付けているよっ。いよいよここから日本がリードする資源循環・地産地消・脱炭素コンクリートの伝説は始まろうとしているんだからねっ。歴史的事件の目撃者になろうよっ。
オワッコーン‼︎
全て生コン工場に元々あったものでできちゃうのがすごいですね。どこかのCO2発生源からわざわざCO2撒き散らして運んでエネエルギーかけてCO2と反応させる偽物が横行する中で、本技術の今後にはとても期待がおけます。今後も、 RRCSの指導・監督のもとホワイトカーボンを追求してまいります。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。