全国を行脚してMapecube 60Wのデモンストレーションほか「オワコン」「オコシコン」「イワモル」など規格外コンクリートの最前線を紹介して回る出張JOIS in 泰慶生コンの模様をお伝えします。（写真はJOISイケメンカレンダー用に撮影されたもの）

出張JOIS in 泰慶生コン（兵庫県）

工程管理の生コンで Mapecube 60W 実験

こちら、泰慶生コンさんの実際の現場で用いられる生コンの工程管理用の生コンはついでに出張JOISの目玉コンテンツ Mapecube 60W の比較実験にも使用されるから無駄がない。お気楽デモンストレーションはここから47都道府県を行脚します。

Mapecube 60W

セメント粒子への水分補給を補助する性質を有するMapecube system 前回の実験（ICC）ではブランク（無添加）に比べて10%以上もの強度増進が見られた。 MAPECUBE-Japanese.pdf

ブランクコンクリート スランプ19.5cm

こちらブランク（無添加）コンクリートのスランプ試験。

後添加 Mapecube 60W

どうせこうした全く新しいコンクリート用化学混和剤は JIS A 5308 に従順でいたら永遠に利用できないだろうから「後添加」（JIS工場の責任限界を離れた後）を採用している。レオパックを現場で投入する感じを想定している。

Mapecube 60W 生コン スランプ23.0cm

なんと驚いたことに強度UPのみならずスランプも伸びる Mapecube 60W は現場で大変役に立ちそうだ。

30分静置でも22.5cm恐るべし！

出張もやってるよ！ JOIS

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ちなみに本日（2024/12/17）は大阪府の寝屋川コンクリートさんで13：30〜やってるよ！

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。