2024/12/18
47都道府県の生コン工場を巡る 【出張JOIS】 2件目は寝屋川コンクリート(2/47)
大阪府寝屋川コンクリートで行われた出張JOISでも前日泰慶生コン同様にMapecube 60Wの比較実験が行われた。30分静置でなんとスランプロス0cmという驚異的な結果がもたらされた。3、7、28日における圧縮強度結果が待たれる。
スランプロス0cmってすごくない?
本日は2件目となります出張JOIS in 寝屋川コンクリート のご紹介でっす。
出張JOIS(2/47)寝屋川コンクリート
47都道府県を巡る出張JOIS!2箇所目は大阪府寝屋川コンクリート。
試験用コンクリート採取の様子。2つの一輪車に採取して片方にMapecube 60Wを投与してブランクコンクリートとフレッシュ性状・圧縮強度を比較するもの。
出張JOISはいろんな生コン工場から学べる機会
試験業務一つとってもそれぞれの工場にそれぞれの文化や工夫が見られる。出張JOISを通して47都道府県の生コン工場を訪ねることは生コン工場の実務家としても貴重な経験と言って良い。
現コンクリート配合
セメント量450kg/m3ちなみに30リットルの試料に100mlしか投与しないので通常の使用量(C×0.8%)で考えると足りてない計算。
Mapecube 60W 入れると柔らかくなる
それでも、生コンイケメンカレンダー入りが決定している岡村さん曰くMapecube 60W を投与した生コンは明らかにスコップが軽くなったという。
スランプ、空気量など試験結果
練り直のフレッシュ性状試験結果。 Mapecube 60Wを投与した方(右)はスランプがブランクに比べて3cmも伸びたものの、空気を巻き込んだようでAirが6.0%。
驚き! 静置30分スランプロス0cm!!
なんとも驚くべきことにスランプロスが0cmでしたすごいね寝屋川コンクリートと言わざるを得ない。そしてMapecube 60Wもね。
圧縮強度の増進が期待できるのみならずスランプが伸びるので単位水量・単位セメント量を減じる効果も期待されます。
3、7、28日で圧縮強度の比較します
出張JOIS次なる舞台は大分県!(1月21日)
イベントカレンダー
「コンクリートをもっと身近に」
当面冬場は寒いので西、南を中心に回ろうと思ってます汗。「伝える」情報発信の道のりはまだ始まったばかりっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。