2024/12/13
「スランプでは5cm、7日強度では13%以上も伸びました」Mapecube 60W を用いた比較実験
一人のコンクリート専門家としてすごく驚いてます。16年目の協業先グローバル企業MAPEIが至近リリースした Mapecube 60W 生コンポータルLabで行われた実験結果は今後のコンクリート産業に大きい可能性を示唆しています。
出ました! Mapecube 60W 比較実験1週強度
本日はMapecube 60Wの実験結果がもたらされましたのでそちらのご報告でっす。
Mapecube 60W 脅威の性能
いよいよ日本上陸を果たしている16年目の協業先グローバル企業MAPEIが繰り出す次世代型コンクリート用化学混和剤 Mapecube 60W の試験結果が出ましたのでお知らせいたします。
ブランクコンクリート 32.5N/mm2
こちら、ブランクコンクリートの強度は32.5N/mm2でした。
Mapecube 60W 100ml/30l添加 36.8N/mm2
刮目ください同じコンクリートにMapecube 60Wが作用するとなんと36.8N/mm2もうこれは誤差とは言えない13%もの強度UPが見られた、という結果となりました。専門家のあなたならこの結果をどのように受け止めますか。
Mapecube 60W 効果 13%強度増進
30ℓの生コンにたった100ml投入して混ぜただけで7日強度で13%もの強度増進が見られました。しゅごい。
スランプ伸びるってことは単位水量もっと減らせる
これちらはブランクコンクリートのフレッシュ性状。
こちら、添加した方。スランプ伸びてる。 後添加でスランプが伸びるってことはそしたら原コンクリートは単位水量もっと減らせる、つまり単位セメント量も減らせるってことで、経済的だしカーボンニュートラル。そう考えると強度の増進率はさらに期待できる。てか、すごい。
こちらの実験は出張JOISとして全国47都道府県の生コン工場を舞台にご案内を予定しています。是非是非、各地でお目にかかりましょう。
やるよ!同じこと47都道府県の生コン工場で
コンクリートの専門家集団生コンポータルが運営する「生コンビニ」でご縁のある生コン工場は全国に200に登る。今後JOISではそんな生コン工場を舞台に同様の実験を47都道府県で行う予定だ。 出張【JOIS】で交わろう! カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど先端コンクリートご紹介行脚【47都道府県】
出張JOISで会おう!体験しよう!!
「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」JOISでは全国47都道府県で同様の実験を行うツアーを企画しています。イベントカレンダーでチェックです!
イベントカレンダー
なんか、新章突入って感じしてます。雑音は気にせずこれからも情報発信ガンガン前進していきたいと思いますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。