長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/11/01

【全国ツアー】 同じ水セメント比で10%も強度を増進することに成功した次世代型コンクリート用化学混和剤

【全国ツアー】 同じ水セメント比で10%も強度を増進することに成功した次世代型コンクリート用化学混和剤

このほど生コンポータルではmapecube systemを本格的に取り扱うことを決めた。 セメント粒子の潜在性を解き放つ。水を減らす、これまでの化学混和剤の思想とは全く異なるアプローチは今後全国試験練りツアーを通じて我が国でも広がっていく。



これまでにない全く新しいコンクリート用化学混和剤 mapecube system

 残コン女の子

本日は15年来のビジネスパートナーMAPEIのラボが開発したmapecube systemとここから始まる全国試験練りツアーのご紹介でっす。

混和剤イノベーション MAPECUBE SYSTEM

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このほど生コンポータルではMAPECUBE SYSTEMを本格的に取り扱うことを決めた。 これまでの混和剤に求められてこなかった性能に加えて、これまでの混和剤(高性能AE減水剤など)との抜群の相性が特徴のMapecube systemの試験練りツアーが始まります。

同水セメント比で強度10%増

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これ、コンクリートの技術者なら「え?」てなるやつ。 つまり、同じ強度を出すのにW/Cを下げられるってことは単位水量を下げることができる、つまりセメントを減らせる、ということなのだから。セメントを減らせるということはみんな大好きカーボンニュートラルにも貢献できるのみならず、コストだって大きく影響を受けることだろう。

メカニズム

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UNLOCKS HYDRATION直訳すると水和反応の鍵を開けるとなるが、セメントの水和反応をよく知る方ならお分かりのように通常のコンクリートはセメントの潜在性を100%利用していない、つまり硬化体になっても未水和のセメント粒子が現存しているわけだが、その眠っているセメント粒子を起こすような作用をmapecube sysytemが担うという説明。だから、同じ水セメント比なのに強度が10%も増進する。

セメント30kg減らしても同じ以上の強度

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こちらのスライド赤枠で示している結果はつまりセメントを30kg減らしてmapecubeを使いました強度は上がりましたのグラフ。恐るべし、mapecubeと言わざるを得ない。仮にセメントを18000円/tとした場合、540円/m3お値段が下がる(mapecubeのお値段は低く押さえられてます)ことを意味する。のみならず、30kg分CO2排出量も減らしていることがわかる。

粉体量一定でスラグ140kgを245kgに変えても同じ強度

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高炉スラグ微粉末を105kg増やす、つまりセメントを105kg減らしても強度が一緒の結果。また、セメントに比べて高炉スラグ微粉末は安価であり、CO2排出量も大幅に削減できる。なお、比較的わが国の高炉スラグ微粉末の品質は高いことが知られているため、欧州に比べて日本でのmapecube systemの性能には大きな期待が寄せられる。

以上、mapecube systemのご紹介でした。今後、JOISを通じて全く新しい化学混和剤の提案を全国ツアーとして開始いたします。 当面は規格外生コンへの適用がメインとなりますカーボンニュートラルを求められる現代その潜在性に期待が集まります。

まさ固さん

Mapecube system 試験練りツアー始めます!

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今後生コンポータルではJOISを通じてmapecube systemの試験練りツアーの全国展開を予定しています。 随時カレンダーに表示してまいりますのでご希望されるコンクリート関係者の方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

残コンさん、まさ固さん。 オワコンの宮本さんですっ。 これまでにない全く新しいコンクリート用化学混和剤mapecube systemのご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
専門家が専門家同士で技術を論じるのみならず広く一般の方にも知ってもらえるように努力する「伝える」はイノベーションに必須の要素ですっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 全国ツアーもこれで5週目くらいになりますー。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士