2024/03/18
全国のタレントが創発して本格的に動き出した残コンの循環(週刊生コン 2024/03/18)
生コン・ゼネコン両者にとって「厄介者」「ババ抜きのババ」だった「残コン」はSDGs・カーボンプライシングの時代には砂金として奪い合いが始まる時代の到来を予兆させる1週間の振り返り。
本格始動「残コン」材料の製造と施工
始まるバラ車での「残コナ」輸送
セメントや高炉スラグ微粉末などを輸送するバラ車を用いた「残コナ」(残コン由来の微粒分)の流通が始まった。これで大量打設にも耐える残コン関連原材料や材料の流通が事実上始まる。
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「残コン」の再定義
残コンを語る上で外せない有名人灰孝小野田レミコン山内社長とは「残コナ」やCCU技術について対面でじっくり協議することができた。「残コン」を未来資源として実際に循環させるのは我々生コン事業者だ。
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生コンにもゼネコン(施工)にも無理のない残コン流通
残コンの資源循環が実現する上で生コン工場が協力することと合わせて外せない要因ゼネコン(施工)の理解。 数ある規格・基準類の要求を潜り抜けゼネコンにもメリットのある形を模索する上でコンクリート舗装は欠かせない分野。
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施工が簡単であること「イワモル」
こちらは、CLSM「イワモル」にも実装されている「残コナ」の事例。そういう意味では「イワモル」や「オワコン」などの施工性はゼネコンをはじめとするコンクリートを「使う人」にとって有益。さらに、防草などの分野は数多あるコンクリート規格・基準類の要求とは無縁の場合も多くその市場性に期待が高まる。
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極め付け! 中学生が施工できます「オワコン」
そして、極め付けともいうべき中学生の皆さんに施工していただいた「オワコン」という現実。これを見て施工を躊躇する施工者がいたらモグリって言われても仕方ないよね。だって、中学生でも施工できるんだから。
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今週も全国各地で「生コンキャンプ」
「サンコンさん」の異名をとる大阪兵庫生コン工組船尾さんほかとも大阪でキャンプを張った1週間だった。
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そんな残コンマテリアル・プロダクトに関心のある実務家や研究者・技術者の方々にはいつだって開かれている「生コンキャンプ」は今週も随所で創発されている。
「コンクリートをもっと身近に」
長年取り組んできた残コンやポーラスコンクリートやCSLMといった非JISコンクリートがここにきてきちんと世界のニーズに向き合い始めたこと宮本さんは春爛漫な気分で喜びを隠しません。超嬉しいです。今週も一体どんなドラマが待ち構えてるのかな。ワクワクですっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。