2024/10/05
「生コン工場の新しい時代の新しい役割」 各種CCU材料の製造メーカー
ナマコンバレー(静岡県伊豆の国市長岡925周辺)の生コン製造工場ICC(伊豆中央コンクリート)は生コンクリートはもちろん、残コン由来の各種原材料の製造現場「残コンst」も運用されておりその様子は常に開放され見学可能となっている。
残コナ「生コン屋さんのCCU材料」製造現場
「残コナ」出荷好調「ばら車積み込み」
こちら、残コン由来の微粒分(CCU混和材料)の積み込み風景。生コンポータルではこのように日々の光景として「残コナ」の製造のみならず出荷も見られるようになっている。
残コナ製造
残コン由来の粒状化再生細骨材を施設に投入。
原石を分級して得られた細骨材をジョークラッシャーにかける過程で集塵される微粒分が「残コナ」となり、得られた細骨材は吸水率が改善し微粒分量が除れるということで一石二鳥の製造工程。
残コナいつでもご覧いただけます
こちら、生コン工場が製造元の160kg-CO2/tの「残コナ」はCCU混和材料。
フレコンパックでも出荷してます
カーボンんニュートラル社会の到来により引っ張りだこが予想されるCCUはフレコンパックでも出荷されています。
残コンst(残コン粒状化設備)
なお、残コナの源泉は全て飽和水酸化カルシウム状態の副産物「残コン」。残コンstではそんな残コンが大量に粒状化再生加工され、分級することで各種原材料が得られている。
見学会随時開催中 JOIS
JOISに参画する生コンポータルでは残コンstを常に開放している。ふらっとお立ち寄りいただいてもご見学いただけるようになっています。
「コンクリートをもっと身近に」
ちょっと近寄りがたい、そんなイメージはダメ! 気軽に立ち寄れる生コン工場にするためにも「伝える」情報発信がんばるよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。