2024/10/30
何かとお騒がせ 【ホソヤン】 が連れてきた!! ダナン工科大学ご一行様視察ツアー① 残コンステーションCCU製造
あの怒涛のベトナムダナン旅行で大変お世話になったダナン工科大学関係者の皆さんが今度はホソヤンに伴われてナマコンバレーの視察にご来場いただきました。 生コンポータルの名物残コンステーションとCCU製造の現場について。
ダナン工科大学ご一行様ナマコンバレー視察ツアー
何かとお騒がせ中 【ホソヤン】 と行く! ベトナムダナンのコンクリート視察レポート⑧最終章 「日本のゼネコンが手がけたトンネル視察。ありがとうベトナム」
生コンポータル概要説明
ゲストはカフェLumberで思い思いのドリンクを飲みながら生コンポータルのご説明を受講いただきます。YNUで研究中のエブサさんも参加。
残コンステーション視察
続いてICCに設置されてある残コン改質プロセス「残コンステーション」の視察。薬剤も、破砕機も用いずに残コンが粒状化され原石となる様子をご見学いただけます。
1.5日程度で残コンや残渣(汚泥を濾したもの)は原石に改質される。
分級ヤード
原石は分級ヤードのトロンメルでふるいにかけられ粗骨材と細骨材に分けられる。
混和材料(CCU)製造
さらに細骨材はストックされる前に微粒分(写真)が取り除かれ品質を改善される。 また、取り除かれた微留分はいわゆるCCU(Carbon Capture Utilization)混和材料としてカーボンニュートラルを意識したコンクリートに配合される。
粒状化再生骨材ストックヤード
残コン粒状化再生骨材も全て屋根付きの設備でストックされバッチャープラントに荷上げされている様子ほか。
グローバルなみんなで作るみんなのラボ&オフィス
左・ノックさんと右・マイさんは日本語もお達者で楽しい技術交流をサポートしてくださいました。
Lumber_asami名物「タコライス」は米。ベトナムの主食も同じく米。ランチを囲みながら楽しいコンクリート談義は絶えませんでした。
「コンクリートをもっと身近に」
水の次に流通する材料とされる生コンはもちろんベトナムも日本も世界中で求められています。「伝える」交流することでより良いグローバル社会に貢献もできるんだっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。