2024/11/15
【残コナ】 生コン工場を都市鉱山(採石場)として再定義した残コンステーションで得られるCCU材の製造・出荷
ナマコンバレーでは今日も「残コナ」の製造・出荷が行われています。 新しい時代に残コンはもはや廃棄物やリスクではなく砂金のような誰もが欲しがるチャンスに変貌していきます。
生コン屋さんのCCU材「残コナ」製造・出荷
「残コナ」フレコンパック
こちら、出荷前の「残コナ」。フレコンパックなど各種荷姿で出荷してます。
残コナとは?
残コン中に含まれるCa(OH)2をDACによりCaCO3に変換する過程でCO2を150~250kg/t固定することがわかっているCCU材料(微粉末)です。
残コンステーションで製造してます
残コンステーションは生コン工場を都市鉱山(採石場)として再定義し各種原材料(骨材、混和材)を得ています。見学は随時お好きなタイミングでお越しください。
バラ車でも対応してます
こちらのように、「残コナ」はバラ車にも投入しています。
「残コナ」製造・出荷承り〼
なお、現在ご覧のような人海戦術がメインの「残コナ」であるため、製造設備の刷新などさらなる合理化を推進することでお求めやすいお値段でお手軽にカーボンニュートラルに取り組んでいただけるように鋭意努力中。
「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」JOIS
コンクリート実務家らが主体的に交流しているJOISでは参加メンバーらの取り組みをいつでも互いに見学・視察できるようになっています。
「コンクリートをもっと身近に」
さまざまに心は揺れ動きますが、今日も今日とて一心不乱に現場の価値を「伝える」情報発信に勤しんでますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。