2024/05/23
長年のお付き合い 【木田組】 さんとの生コンキャンプ今回はCNツーリズム編
もう10年以上に及ぶだろう九州といったら木田組グループとの交流・生コンキャンプ今回は今伊豆半島を中心にアッツアツのCNツーリズム編となった。ご来場くださいまして誠にありがとうございました。
木田組らとの生コンキャンプ CNツーリズム編
こうした草の根のつながりは全国各地に及んでいますー。。
CN循環の始まり残コンst
こちら、実際現場から戻ってきた残コンを貯め置いておくピット。
洗浄工程などで発生する汚水を重力(動力なし)とフィルター(お手製)で濾過する装置。
一次加工(粒状化)された残コン。こちらを原石としてこのあと原材料に加工していく。
分級ヤードにて骨材と微粒分に加工
こちら、分級機や6月設置予定のエアーセパレーター(集塵機)を用いて骨材や微粉末(混和材料)に加工する設備。
試験室見学
こちらは分級工程で得られた微粉末「残コナ」は気中CO2をたっぷり吸い込んで固定しているCCU混和材料。
配合設計についての意見交換皆さんゴリゴリのコンクリート技術者だから議論は止まらない。
製造や配車業務
廣川さんによる製造のご説明をみんなで囲む。
こちら、横田さんとなみさんを囲んで配車業務について意見交換。木田社長の思いとしてよその「いいところも、悪いとこも。」冷静に見つめることによって、自社を客観的に眺める機会としたいという。実に参考になる姿勢である。
実装現場見学
なお、残コンstや分級ヤードの視察の後には実際に行政や民間で発注された工事現場の視察もCNツーリズムには含まれている。
①加和太建設社屋外構+三島市公道
ちょうどいいタイミングで実装済みと打設中どちらも見学ができた。
関連記事:【静岡】「CO2固定や脱炭素はあくまで結果であってそのこと自体を目的とするなかれ」
②川の駅 伊豆城山
こちらはクリンカーレスコンクリートとアスファルト混合物の比較がわかる川の町 伊豆城山。
③サカナヤステイ外構
こちらは全ての始まりの場所サカナヤステイ外構。
JOIS(オンライン)生コンキャンプ(オフライン)で技術開発
オン・オフ交々で楽しめる技術開発は自律分散型に各地で発展しています。
「コンクリートをもっと身近に」
殻に閉じこもってるのではなく自分で扉を開いて行動に移すこととその有り様を埋もれさせずに「伝える」姿勢が僕たちコンクリート産業には求められているのかもしれないね。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。