2024/09/19
「会いに行けるコンクリート?!」 林和彦先生(香川高専)と行く! CNツーリズム
昨日(2024/09/18)は香川高専の林和彦先生が出張の道すがらに #世界一有名な半島 伊豆半島を訪ねてくださった。 横浜国立大学の細田暁先生らと共に山口システムにも参加され「会いに行けるコンクリート」というキャッチフレーズなど「コンクリートをもっと身近に」することに強い共感をお寄せいただく林先生と行く! CNツーリズムのご紹介。
香川高専の林先生と行く! CNツーリズム
カーボンニュートラル体験は三島駅すぐ KAWATA から
左手は三島市公道に実装された残コンCCU(微粉末を取り出し混和材として適用)材を100kg配合し骨材は全量残コンを由来とするコンクリートは右手通常のコンクリートと明らかに色の違いがわかる。三島駅新幹線口から徒歩2分の場所にあります。
おすすめ! 温度計で計測
こちら、加和太HQのモニュメント周りCN全部のせ生コン(土間)の温度を測る。「路面温度が低いんですよ、触ってみていただければお分かりになられます」とのご案内にさすが先生「温度計持ってきます」と普通に温度測定。
アスファルトとCN全部のせコンクリート(モニュメントまわり)の温度差はなんと10度超。駐車場や歩道だけでも広大な面積に及ぶ舗装を全てCNタイプに切り替えるだけでも日本の気候はいい方に変化するはずだ。
合間に普通に三島を観光
こちら、三島駅南口から三島大社にそぞろ歩きの途中にある正岡子規の石碑「面白や どの橋からも 秋の不二」をご見学。
澄み切った清流でなければ生息できないご当地名物ミシマバイカモ。富士の湧き水が街中どこでも流れている。
三島と言ったらコレ! 初めて入店したヒイラギさん(三島大社正門脇)の鰻丼に舌鼓。
三島市発注CN「オワコン」は防草・排水
なんと、隣地に撒いてある砕石の温度よりもCN「オワコン」の方が10度低いことが判明。これには驚愕しました、宮本さんも。
地域事業者間の営み視察(残コン循環)
こちら、土屋建材(二次製品メーカー)で発生した残渣は生コンポータル(長岡生コンクリート)が購入し新たに二次製品や生コンクリートとして地域に循環している。
こちら、実験的に製造されたCN全部のせ生コンで作った地先ブロックはなんとCNツーリズムのスタート地点に本社を置く加和太建設が御殿場で受注した案件で採用が決まったそうだ。
大歓迎! CNツーリズム
こちら、セメントを全て高炉スラグ微粉末に置き換えて施工された真っ白い「オワコン」は伊豆の国市のシンボル城山と共に眺められます。生コンポータルでは「会いに行けるコンクリート」に共感し「コンクリートをもっと身近に」を合言葉にCNツーリズムを推進しています。
「コンクリートをもっと身近に」
ガンガン発信して、コンクリートから世間様のお役に立ちましょうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。