昨日（2025/03/02）に続いて本日もホソヤン（横浜国立大学・細田暁教授）率いる豊穣な社会研究センターの元気なインフラ研究所総会の模様をご紹介します。何かとお騒がせ中【ホソヤン】といく！ 豊穣な社会研究センター元気なインフラCS第1回総会 ①

事例発表4点（JR東日本/玉名市/高岡市/生コンポータル）

JR東日本

社会人ドクターを目指してJR東日本から細田先生に師事なさっている小瀬さんの研究発表。 PDでは実際のトンネル点検で「書類ではなく実際に現場を歩いてみることでえられた不良箇所の発見」についての話題提供がありました。その後、その区間は2.5kmの補修となったそうです。もし、現場実際に歩くことを大切にされていなかったとしたら、ゾッとします。

熊本県玉名市

スーパー公務員・木下さんの講和。とにかく、現場。自分でやってみる。DIY。そのことで組織に知識が蓄えられるだけでなく会議室や執務室の中でうんうん唸っていた課題が一挙に解決する、そんなお話と受け止めました。

富山県高岡市

こちら「直営」という言葉が印象的でした。 木下さん曰く「DIY」。いずれも、現場にあることがいかに重要かを伝える講和。 なんと、職員自身が現場の実際を肌で感じて仕事をすることで作業時間の短縮が生まれ、さらには思考停止で外部に発注していたお金が浮く、という事例紹介。

生コンポータル

PDで「分断と孤立から解放されるには何が必要ですか？」という質問が門間さんから寄せられオワコンの宮本さんからは結論「学者も労働者も現場に集まれ」という多少乱暴なコメントが口をついて出てしまいました。でも、実際ホソヤンもそうだが、尊敬する方々はみんな現場・現実・現物を大切にしている。 都会のビルの中で現場を知らずに作られる規格・基準ほど危ういものはない。ラストワンマイルを疲弊させる懸念がある。現場には垣根がない。誰もが発言を妨げられない。地方から集まったラストワンマイルの方々が講話の中心となった元気なインフラ研究所のひとときには勇気をいただきました。

垣根のないフラットな交流の場（元気なインフラ研究所）

土曜日休日のPMだってのに大勢の方がご参加された元気なインフラ研究所（豊穣な社会創造センター）はやる気みなぎる方々が自由に繋がり合うオープンなプラットフォームです。

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。