2024/08/16
何かとお騒がせ中 【ホソヤン】 と行く! ベトナムダナンのコンクリート視察レポート⑦ 「インフラ大手DEOCA訪問」
ベトナムダナン3日目最終日。毎日ホソヤンとその教え子さんたちのおかげで飽きないサイコーの毎日を過ごすことができてます。 DEOCAというベトナム有数のインフラ企業を訪ねたのでそのご紹介。
ベトナムと日本それぞれの市場環境の違い
ベトナム大手インフラ企業 DEOCA 訪問
ベトナム3日目はホソヤンとその教え子さんたち、またそのネットワークの方々とご一緒にベトナム大手インフラ企業DEOCA訪問。
デオカってどんな会社?
*Deo Caグループ:19の子会社を有するベトナムの持株会社であり、交通インフラ投資・建設、維持管理、建設デベロッパー、機器供給、金融投資など多くの事業分野にて活動しております。2023/04/19
似たような業態は日本には見つからないけどなんとなくスーゼネとかNEXCOとかJRとかそんな感じのインフラに関わるご当地一流企業のようだ。
さすがホソヤン! DEOCA副社長登場
果物とか花束とかが所狭しとテーブルに並べられている応接室に登場したのはなんとDEOCAの副社長(右)と技術部長(左)このもてなしはさすがホソヤンというべきだろう。トンネルや橋などの土木インフラの施工技術やこれから必ず重要度が高まってくる維持管理についてグローバルな情報共有・連携について熱心な議論が行われた。
友好国で連携し作ろう健全なインフラ
およそ1時間の議論(途中ホソヤンは提供されていたブドウが美味しすぎてがっついて食べて2回ほど咳き込んでいた。さらに、「集中力もたない、仕事終わり終わり」と3回ほどぼやいていた笑)のまとめに応接室で記念撮影。
DEOCAはインフラの維持管理も請け負う
こちらは、トンネル国造物のモニタリングセンター。日夜監視され安全性が保全されているそうだ。「撮影ダメ」って言われたけど、記念撮影はOKだったみたいだ。ちなみに、ベトナムにはスリッパのような文化がなく職員の方々はほぼ全員裸足でした。
日本ではDEOCAのようなインフラの設置から維持管理まで一貫して請負形態はほとんど採用されていない。そんなあり方にも両国の社会や経済の違いが滲む。 なんとホソヤン一行はDEOCA副社長以下皆様の計らいでそんなDEOCAが管理するトンネル内部の視察を特別に許していただくことになった。
JOISで繋がろう! 世界のコンクリート
ホソヤンのように我が国を代表するコンクリート研究者のネットワークとの交流も楽しめる。写真は、ベトナムで活躍するコンクリートエンジニアの皆さんと同乗してトンネルの視察の模様は次のブログで。
「コンクリートをもっと身近に」
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。