2024/12/17
ベンチスケールの実験なら規格外コンクリート 【オワコン】 にお任せ!(Mapecube 60W)
今、グローバル企業が生み出した次世代型コンクリート用化学混和剤 Mapecube 60W(MAPEI) が熱い。 これまで繰り返されてきたラボスケールの実験は「オワコン」「オコシコン」など規格・JIS外コンクリートの市場が拓かれつつある我が国日本でベンチスケールの各種実験が行われる。
規格外「オワコン」の現場でベンチスケール Mapecube 60W 実験
本日は造粒ポーラスコンクリート「オワコン」をベンチスケールの実験フィールドとして捉えたアイディアについてご紹介しまっす。
「オワコン」現場を舞台に始まる!
今、Mapecube 60W(写真) が熱い。これまでラボスケールで行われていた各種実験を今後生コンポータルではJOISらと連携して「オワコン」現場を Mapecube 60W のベンチスケール実験フィールドに適用することになる。
関連記事: 「後添で30分静置にも関わらずスランプ 23.0cm が 22.5cm にしか落ちなかった Mapecube 60W 最強じゃね?」
「オワコン」元々は普通の生コン(JIS外OK)
気づいちゃったことには、「オワコン」は元々「オワコンの素」(re-con zero evo)を入れる前は普通の生コンであり、規格外品「オワコン」になる前の状態だからどんな配合でもOKという自由度が半端ない。
「オワコン」になる前の生コンに後添加
こちら、普通の生コンに後添加で投入される Mapecube 60W 。だからこれまでラボスケールで得ていた知見のベンチスケールにした場合大掛かりな準備・計画もなしに各地の「オワコン」現場をそのまま実験フィールドにすることができる。
Mapecube 60W 各種実験をベンチスケールで
つまり、今後各地で無数に納品されている「オワコン」現場は Mapecube 60Wなど各種アプローチのベンチスケール実験場とみなすことができる。
現場に着いたらY弾放り込んで「オワコン」に
舞台裏(生コン工場)での各種実験に供されたその各種生コンは現地でY弾「オワコンの素」(MAPEI Re-con ZERO EVO)を投入され「オワコン」として納品される。お客さん(施工業者や施主)にはなんのご迷惑をおかけしないばかりか強度UPした生コンとなるので付加価値すら提供できる。
こちらのアイディアは今朝JOISの面々とチャットしてた時に降ってきたものです。これ以外にもJOISではまだ書けないとっても素晴らしいアイディアが盛りだくさんで生まれています。
出張もやってるよ! JOIS:Japan Out-Industrial Standard
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「コンクリートをもっと身近に」
さあ、いよいよ来年からガンガン実験を繰り返し、「伝える」情報発信を通してより良い貢献ができるように邁進するぞっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。