長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/08/22

多国籍企業 【MAPEI】 がライセンスする 【ダイナコア】 プロジェクト参画企業募集

多国籍企業 【MAPEI】 がライセンスする 【ダイナコア】 プロジェクト参画企業募集

いよいよ本格化しているJOISのダイナコア事業は無限の可能性を秘めています。9月11日に開催されるJOISではプロジェクトについての詳細が議論されます。



世界企業MAPEIがライセンスするダイナコア事業

 残コン女の子

本日はいよいよ始まっておりますダイナコアプロジェクトについて追加情報のご案内でっす。

カラーバリエーション無限【ダイナコア】

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昨日(2024/08/21)のブログで紹介したように、全国の生コン工場らが製造拠点となって全国販売が始まるダイナコアはMAPEIがライセンスするプロジェクトとして現在販路や製造パートナーの募集が始まっている。

関連記事;生コン工場で副産物から作る人工カラー骨材 【ダイナコア】 の製造・販売プロジェクトローンチ

 

簡単な設備で作れます

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こちら、ダイナコア製造のために用いられるミキサーは傾胴型。なお、JOISらでは生コン車を用いた大量生産などの更なる合理化を検討している。

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ドラムの回転とre-con zero EVO(L)を用いて自然と粒状化が始まる。

タネ石は回収骨材(または粒状骨材)を予定

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なお、生産コストをなるべく安くするために生コン工場で発生する副産物残コン由来の回収骨材(や粒状化再生骨材、スラッジ水:アルカリ刺激、高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどのSCMs)などを用いる予定。つまり、CO2の排出ゼロはもちろん、副産物に含まれる水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応することで得られるカーボンネガティブ(Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3)も実現するおしゃれだけじゃない優れた製品。

製造フロー

ダイナコアの製造は生コン工場にある設備や副産物(残コン、上澄水、スラッジ水)、原材料のほかに顔料(色粉)を利用して行われるから生コン工場のサブビジネスとして非常に都合がいい。

粒状化と排出

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色粉を配合することで自由に着色しミキサーから排出直後の様子。

養生

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養生を行い所定の乾燥、所定の強度発現を待つ。

完成

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製品はこんな感じで販売されます。ボールみたいで丸みを帯びた骨材はほかにあまり類を見ることはなく、無限のカラーバリエーションは結構特徴的なのでエクステリアやインテリアなどを中心に販路開拓がこれから始まる。

いろんなアレンジ! 磨き出し

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こちらは粒子間摩擦を利用してタネ石の地を表出させたもの。

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切断すればこんな感じになります。可愛くない?

テラゾ(ジン研ぎ)もいい感じ

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ダイナコアを骨材にしてコンクリートを作って削った断面はこんな感じに魅せることができますテラゾとかジン研ぎといった技巧になります。

ダイナコアプロジェクトではこれまでのコンクリートや建設のイメージとはかけ離れた製品群の開発となりそうですが「コンクリートをもっと身近に」するというコミットメントには合致しそうです。ぜひ、プロジェクトに参画の希望をされる方はJOISで交流しましょう。

まさ固さん

ダイナコアプロジェクトへの参画はJOISまで

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JOISでできること

設備見学、工場見学は
随時受け付けております。

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技術開発プロジェクトへの
参加申し込みは

下記よりお申込みください。

nagaoka-rmc@yr.tnc.me.jp

残コンさん、まさ固さん。 オワコンの宮本さんですっ。 ダイナコアのご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
なんか、このプロジェクトってこれまでの建設・コンクリートのイメージからかけ離れててそれはそれでいい感じで「伝える」「伝わる」「知られる」が起きそうだねっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 どしどしご参加くださいますようお待ちしていますー。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士